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2024年3月28日

エンジンオイルの正しい捨て方|オイル缶の廃棄方法も合わせて解説

愛車を安心安全に保つための方法として、エンジンオイルの定期交換もその一つに挙げられます。しかし、

「エンジンオイルはどこにどうやって捨てたらいいのだろう?」

「オイル缶の捨て方は他の缶と同じでいいの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

たしかに、初心者や普段あまり車を運転しない方々にとって、エンジンオイルの処分は馴染みがないものかもしれません。

そこでこの記事では、エンジンオイルの処分の仕方、オイル缶の廃棄方法について詳しく解説していきます。

自治体のオイル回収で処分する

自分でオイル交換を行なう場合や、注ぎ足すために残しておいたエンジンオイルが不使用となった場合はエンジンオイルは自分で捨てなくてはなりません。

ここでは、自治体のオイル回収で処分する方法を解説します。

廃油処理箱で固める

廃油処理箱は見た目は普通の段ボール箱ですが、中を開けるとオイルを吸収できる不織布とビニール袋が入っています。

廃油処理箱はホームセンターなどで販売されており、燃えるごみとして気軽に捨てることができます。ただし自治体によっては対応が異なることもあるため、事前に確認しておきましょう。

なお廃油処理箱の他にも、紙袋、ビニール袋、おがくず、綿シートなどがセットになったポイパックといった商品も販売されています。

廃油処理箱の使い方

まず段ボールと中にあるビニール袋の口を開きます。

次に廃油処理箱の中に使用済みのエンジンオイルを入れ、ビニール袋の中にある不織布に吸収させ固めるようにします。

この際に、エンジンをかけてオイルを温めてしまうと廃油処理箱のビニール袋を溶かしてしまうばかりでなく、ヤケドしてしまう恐れもあるため、このような行為は絶対にやめましょう。

同様に、走行直後もオイルが熱くなっているのでNGです。

エンジンオイルを抜き切った後は、小さくちぎった綿などで注入口から垂れてしまったオイルをよくふき取りましょう。

最後に結束バンドなどを使ってしっかりとビニール袋の口を閉じ、廃油処理箱をゴミ袋に包んで燃えるごみとして捨てます。

自治体でエンジンオイルを処分できない場合

自治体によってはエンジンオイルを処分してもらえない場合もあります。例えば、東京都世田谷区では専門業者への処分依頼を推奨しています。

ここでは自治体でエンジンオイルを捨てられない場合の処分方法について解説します。

エンジンオイルの購入店で処分してもらう

エンジンオイルは廃油再生工場でリサイクルすることができるため、購入店で処分してもらえる場合もあります。

その際、エンジンオイルを購入した際に受け取ったレシート会員証などを忘れずに持参しましょう。

また、店舗によってはエンジンオイルの処分が有料の場合もあるため、エンジンオイルを購入店に持っていく際は事前に確認しましょう。

なお、エンジンオイルを購入した際、余ったエンジンオイルを持ち帰るか処分するかを店員に尋ねられますが、この際の処分はほとんどの店舗で無料となります。

ガソリンスタンドで処分してもらう

ガソリンスタンドでもエンジンオイルを処分することはできます。

ただし、廃油が入った缶そのものを処分してもらえる場合や、廃油だけを処分してもらえる場合など、店舗によって対応も異なるため、事前に確認しましょう。

また、4リットルまでは処分が無料となる場合が大半ですが、それ以上の場合は事前に確認した方がよいでしょう。

なお、セルフ式のガソリンスタンドでは廃油回収のタンクが設置されていないため、基本的にはエンジンオイルの処分はできないことを認識しておきましょう。

バイクショップで処分してもらう

バイクショップ、またはバイク用品を取り扱っているお店でも、エンジンオイルの処分を行なっていることがあります。

エンジンオイルをバイクショップやバイク用品店で購入した場合は、購入した際に受け取ったレシート会員証などを持参すると無料で処分してくれることもあります。

そのため、レシートや会員証は保管しておくようにしましょう。

廃油回収専門業者に依頼する

廃油回収の専門業者は全国各地にあります。廃油回収専門業者に依頼する場合は、自分の住んでいる「市町村名 廃油回収業者」でネット検索しましょう。

また、廃油の回収業者も廃油のリサイクルを行なっています。業者によっては無料引き取りを行なっているところもあるので、電話やホームページなどで確認しましょう。

その後のエンジンオイル交換なら”車検館”へ

エンジンオイルの交換はメンテナンス経験があれば余計なコストをかけずに自分で簡単に行なうことができます。しかし未経験の場合、工具を買いそろえる必要があり作業工程も確認しなければならないため、費用と手間がかかります。

また、エンジンオイル交換は下抜きと呼ばれる方法で車をジャッキアップする必要があるなど、重大な事故やトラブルを招いてしまう危険もあります。

そのため、エンジンオイル交換は業者に依頼することをおすすめします。

車検館なら車を知り尽くしたプロが行うオイル交換を安く、早く行うことができます。この機会にぜひお近くの車検館を画面下のボタンからご確認下さい。

オイル缶の捨て方・廃棄方法

廃油ではなく、オイル缶だけが残ってしまった場合はどのように廃棄すればよいのでしょうか?

前述したエンジンオイル購入店、ガソリンスタンド、バイクショップ、廃油回収専門業者では処分してもらえないケースが大半です。

続いてオイル缶だけの廃棄方法について解説していきます。

資源ごみの日に処分する

中に未使用のエンジンオイルが残っておらず、空の状態になったオイル缶は、缶や瓶と同じようにリサイクルできるものなので、資源ごみとして廃棄できる場合がほとんどです。

しかし、オイル缶にエンジンオイルが残っている場合は、洗浄に大量の水を使いコストが高くなってしまいます。

そのため、資源ごみではなく燃えないごみとして出すべきといった市町村も多いので、オイル缶の中を必ず確認しましょう。

オイル缶を処分する手順

オイル缶はまず新聞紙や不織布などを使い、中にある未使用のオイルを吸収させ、よくふき取るようにしましょう。

前述のように、空になったオイル缶は資源ごみに捨て、中にオイルが少しでもある場合は燃えないゴミとして捨てましょう。

また、オイルが染みた新聞紙や不織布は自治体によっても回収方法が異なりますが、可燃ごみまたは燃えないゴミとして捨てましょう。

まとめ

廃油となったエンジンオイルは自治体のオイル回収で処分します。

その際は、ホームセンターなどで販売されている廃油処理箱を利用して処分するようにしましょう。

なお、廃油を自治体で処分できない場合は、エンジンオイル購入店、ガソリンスタンド、バイクショップ、廃油回収専門業者に依頼して捨てるとよいでしょう。

また、空になったオイル缶は資源ごみとして処分し、オイルが染み込んだ新聞紙や不織布は、ごみ分別を事前に自治体に確認してから処分するようにしましょう。

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