自分で自賠責保険の加入手続きをする際、自賠責保険の加入にどれくらい時間がかかるか気になるでしょう。
中には急いで手続きして即日で加入したいという方もいるのではないでしょうか。
自賠責保険はどこで手続きするかによって即日加入できるかどうかが変わります。
この記事では自賠責保険に即日で加入する方法や、車とバイクの自賠責保険加入手続き方法などを解説します。
目次
自動車の自賠責保険に加入手続きについて
車やバイクなどの2輪車を公道で走らせる場合は必ず自賠責保険に加入しないといけません。
自賠責保険の加入について手続き方法やタイミングそれに費用などを見ていきましょう。
自賠責保険の加入場所とかかる時間の違い
車検の際に必ず自賠責保険の更新をする自動車や大型バイクと違い、車検が必要ない小型バイクは自賠責保険の更新を忘れてしまいやすいです。
自賠責保険が切れた状態で車やバイクを公道で走らせると重い罰則が科されますが、加入手続きにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
保険会社
自賠責保険の加入や更新ができる場所の代表が、保険会社の営業窓口や保険会社の代理店です。
ディーラーや中古車販売店、それに車検ができる業者は保険会社の代理店になっているため、購入や車検と同時にその場で自賠責保険の手続きが可能です。
保険会社や保険会社の代理店で手続きする場合は自賠責保険に即日で加入することができますので、お急ぎの場合はこちらで手続きをするようにしてください。
ガソリンスタンド
車検ができて自賠責保険の加入手続きもできる業者の一つにガソリンスタンドがあります。
ガソリンスタンドで車検を受ける場合はもちろん、自賠責保険が切れていることに気付いて急いで加入したい場合は、近くのガソリンスタンドで加入手続きができ便利です。
ただし、ガソリンスタンドでは基本的に自賠責保険への即日での加入ができません。
車検を受けた場合も自賠責保険の保険証書は後日手渡しになることもあるので気を付けてください。
自動車整備工場
「車両整備施設」とは、主に車両のメンテナンスや修理、車検を行う場所であり、自賠責保険の手続きも行えます。
車両整備施設には、新車や中古車を購入できる店舗も存在します。車両整備施設で車を購入した場合は、自賠責保険の加入はもちろんのこと、メンテナンスや車検も総合的に依頼することができます。
カーディラー
「カーディーラー」や「自動車販売店」のような店舗でも車やバイクを購入する際に自賠責保険に加入できます。
購入の際には通常、自賠責保険の手続きも同時に行われ、その保険料は諸経費に含まれるため安心して利用できます。
コンビニやインターネット申し込みも可能?
車検がいらない排気量が250cc以下のバイクや原付の場合はコンビニやインターネットでも自賠責保険の手続きができますが、この場合も24時間即日で加入できます。
車体番号、住所、メールアドレス等の基本情報は加入時時に入力が必要になるため用意しておきましょう。
自賠責保険の加入手続きのタイミング
自賠責保険に加入するのは新車や中古車を購入した時か車検の時ですが、購入時は納車前か納車された日のどのタイミングで加入手続きをするか迷うかもしれません。
納車当日に手続きすると何かトラブルがあった際に車を動かせなくなるため、納車前にしておく方が安心でしょう。
車を購入したディーラーや中古車販売店で自賠責保険の手続きもできるので、その場で手続きしておくようにしたいです。
自動車の自賠責保険期間と保険料
自賠責保険の保険料と加入できる期間は車両によって変わります。ここでは車検のある車両とない車両に分けて保険料や指定できる期間を紹介します。
自動車の場合
軽自動車や自動車それに排気量が250ccを超えるバイクは新車の場合購入から3年後に、それ以降は2年ごとに車検が必要です。そのため自賠責保険も車検までの期間に合わせて加入するようになっています。
ただ車検をうっかり忘れていたり車検に通るまでに時間がかかる時のことを考えて、保険期間が車検までの期間プラス1ヶ月になっているのが一般的です。
つまり保険期間は37か月間や25か月間となります。また車検が切れてしまった場合、役所で仮ナンバーを発行してもらえば車検業者まで車を運転することができます。
ただしこの場合、自賠責保険に加入するのが必須になることから、1か月単位での加入も可能です。
自賠責保険の保険料は車種や地域により違いがあるものの、保険料や補償内容は法律によって決められています。
そのため、どの窓口からどの保険会社の自賠責保険に加入しても保険料は一律です。
小型バイクの場合
排気量が250ccの小型バイクや原付の場合、車検がない分自賠責保険の更新を忘れやすくなります。
そのため1か月ごと等短期での加入は認められておらず、12か月以上の加入期間を選ばないといけません。また逆に48か月間や60か月間など、長期加入も可能になっています。
長く乗ると決めているなら更新忘れを防ぐためにも、加入手続きの手間を少なくするためにも、長期で加入しておいた方が安心でしょう。小型バイクや原付の場合も自賠責保険の保険料は一律です。
自賠責保険の加入に必要な書類
自賠責保険に必要な書類は少なく手続きも簡単です。
自動車かバイクかによって必要書類が異なるので、別々に確認しておきましょう。
自動車の場合
普通車や軽自動車または排気量が250ccを超えるバイクの場合、自賠責保険に以下の書類が必要になります。
- 車検証
- 現在加入している自賠責保険の保険証書(更新の場合だけ)
一部の保険会社の窓口で直接手続きする場合を除き、自賠責保険の支払いは基本的に現金で行います。コンビニでも現金払いになるので、書類とともに費用も準備しておいてください。
小型バイクの場合
車検がいらない小型バイクの場合は以下の書類が必要になります。
- 軽自動車届出済証(小型バイクの場合)または標識交付証明書(原付の場合)
- 現在加入している自賠責保険の保険証書(更新の場合だけ)
小型バイクの場合も支払いは基本現金なのであらかじめ準備しておきましょう。
自賠責保険に加入義務のある車両
自賠責保険に加入義務のある車両は公道を走る自家用車やバイク全てだとお伝えしましたが、ここでもう少し踏み込んでみておくことにしましょう。
自賠責保険に加入しないといけない車について、自動車損害賠償保障法ではこのように定められています。
- 道路運送車両法第2条第2項で規定される自動車(農耕機械を覗く)
- 道路運送車両法第2条第3項で規定される電動機付自転車
道路運送車両法第2条第2項で規定される自動車を簡単に言うと陸上を走る全ての乗り物のことで、同上3項は原付バイクのことです。
農地で使われる工具以外で自賠責保険に加入しなくてもいい車やバイクはないと思っておいてください。
自賠責保険加入時の注意事項
最後に自賠責保険に加入する際の注意事項をいくつか紹介します。手続きをする前に確認しておいてください。
納車前に加入手続きをしても保険料は無駄にならない
納車前に自賠責保険の手続きしてしまうと納車前の期間の保険料が無駄になってしまうと考え、即日で加入しようとしている方もいるかもしれません。
しかし、自賠責保険は手続きしたその日から絶対適用されるわけではなく、保険適用が始まる保険始期日を自由に設定できます。
保険料が発生するのは手続きした日からではなく保険始期日からなので、事前に手続きしたからといって保険料が無駄になることはありません。
車が手元になくても申し込める
新車購入時の自賠責保険加入手続きに必要なのは車検証だけです。
車検証さえあれば車がなくても自賠責保険に申し込むことができるので、納車前でも自賠責保険への加入手続きをすることは可能です。
手続きはディーラーや中古車販売店と相談しながら進めてください。
“車検館”なら自賠責保険+任意保険の取り扱いも
自賠責保険の補償内容は事故の被害者への対人補償だけで金額も十分ではありません。
賠償金が高額になった場合の対人補償の不足分や相手の車や財産に対する対物補償は任意保険で賄うことになります。
任意保険は義務ではありませんが、もしもの時の被害者や自分への救済のために加入必須といえ、実際にほとんどのドライバーが加入しています。
車検館ではこの任意保険の取り扱いも同時に行っているため、お客様の幅広いニーズにお答えできます。
お近くに店舗がある方は取得・更新の機械にぜひご利用ください。
まとめ
自賠責保険は保険会社の営業所や代理店などほとんどの窓口で即日での加入が可能です。ガソリンスタンドだけは即日加入に対応していないところが多いので気を付けてください。
自賠償保険は車検が義務付けられている車両はもちろん、車検が必要ない小型バイクや原付にも加入義務があります。
車検が必要ないバイクの場合自賠責保険の更新を忘れがちになるので、長めのプランに加入するなど対策するようにしてください。
小型バイクや原付の場合はコンビニでも即日加入できます。