車検整備/部品

2024年3月29日

車を擦った時の対処方法は?放置リスクや傷種類について解説!

免許を取得後、大半のドライバーが愛車の損傷を経験しています。特に、大切な愛車を自分の不注意から擦ってしまった時のショックは計り知れません。修理費用を見積もりしてもらうと想像していた以上に高く修理に悩みます。しかし、塗装の剥がれた状態で乗り続けると、車の状態はさらに悪化します。

この記事では、車の擦りキズの種類や原因や対処方法について解説していきます。

車を擦った時にまず行うべきこと

注意して運転していても車を擦ってしまうことは誰でもあり得ることです。仮に、車を擦ったとします。その際、どのような対処を行えばよいのでしょうか?

車を擦った箇所、原因を特定する

車を擦ってしまうと大きな音がするため、擦った箇所や原因はすぐにわかることが多いです。しかし、稀に「気が付かない間にキズがついていた」ということもあるので、まずは、キズついた箇所のチェックと思い当たる場所や原因を特定してください。

保険会社もしくは警察に連絡する

車を擦ってしまうと車だけでなく、縁石やガードレールなどに損傷を与えていることも考えられます。物を破損させてしまった場合、必ず管理人へその旨を伝えて、必要であれば警察へ連絡をします。物損事故の処理が完了したら保険会社へ事故の報告を入れましょう。

車を擦った時に自動車保険は適用される?

結論から申し上げますと、自損と他損に関係なく自動車保険は適応されます。しかし、例外として「エコノミー保険」契約している車は多くの場合、自動車保険の適用対象外です。

「エコノミー保険」とは一般的な自動車保険とは異なり、補償範囲が小さい代わりに保険料が安いのが特徴の保険のことです。ですので、自動車保険はエコノミー型よりも一般型への加入がおすすめです。

エコノミー保険に加入して保険料を抑えるのではなく、無事故歴や走行距離によって割引が適応される一般型の自動車保険に加入することで保険料を抑えましょう。

車の擦りキズを放置しておくリスク

車の擦りキズにはさまざまな種類がありますが、どのキズも放置しておくとボディに悪影響を与えます。見栄えの悪さもありますが、塗装が剥がれている部分が錆びてきたり、腐食による穴が開いてしまったりする恐れもあるのです。

それに加えて、次の車に乗り換える際の下取価格にも大きな影響を与えます。キズを放置した車は、通常の下取価格より半減する恐れもあるのです。

これらのリスクを回避するためにもキズついてしまった車は早急な修理が必要といえます。

車の擦りキズの種類と原因

車の擦りキズの原因は1つや2つではありません。なかには「知らないうちに擦りキズがついていた」ということもあります。思い当たる節がないものから明らかにキズがついてしまったとわかる損傷まで、どのようなキズもユーザーにとってはショックです。しかし、キズの程度次第では大掛かりな修理が必要です。

それでは、キズの種類や起こり得る原因について挙げていきます。

■ 線キズ

車のキズで最も多いのが線キズです。線キズは、道路脇に伸びた雑草や小枝などでもつくことがあります。また、飛び石や道路に落ちたゴミなどが当たってつくこともありますが、これらを避けるのは難しいため気が付かずついてしまうことが多いです。また、山道や悪路を走行していると、木の枝などに車を引っ掛けて大きな線キズが入ってしまうことがあります。

■ ガリキズ

前方停車の際、誤って縁石にバンパーを擦ってしまうとパンパー下に削られたようなキズがついてしまいます。石やコンクリートなどで擦ると「ガリッ」という大きな音がします。このように削られたキズがガリキズです。

■ スリキズ

車には内輪差があるため、鋭角になった曲がり角や狭い道を曲がる際、壁に接触して擦ったキズができてしまいます。内輪差の大きな車や大型車は道幅と合っていない場所もあるためキズを付けやすいです。

■ へこみキズ

後方にポールがあることを見落としてバックをしてしまった場合、ボディがへこんでしまいます。このキズがへこみキズで、スリキズ同様にボディの大きな車に多く見られます。

■ ひっかきキズ

猫や鳥などの動物がボンネットの上を歩いたりすると
ひっかいたようなキズができます。また、最近では少なくなりましたが鍵をキーシリンダーに挿す時、誤って鍵でひっかきキズを作ってしまうことがあります。

車の擦りキズの修理方法は2つ

車の擦りキズは、放置しておくと錆や劣化の原因となります。なるべく早急な修理が必須ですが、どのような修理をすれば良いのか悩みます。

それでは、車の擦りキズの修理方法について見ていきます。

自分で修理する方法

小さな傷であれば業者に依頼しなくても修理が可能です。ご自身で修理をする場合の修理方法を以下で紹介します。

コンパウンドを使用する

コンパウンドというのは研磨材のことで以下のように修理していきます。

①キズがついている部分の砂利などを取り除くために水を使って洗い流す。

②布やスポンジにコンパウンドをつけて、キズのついた部分を優しく研磨する。

コンパウンドによる修理で気を付けなくてはならないのが、力を入れて強く研磨しないことはもちろんですが、たとえ優しく研磨しても車のボディの材質によってはキズが目立ってしまう可能性があることです。

パテを塗布する

車に凹みがついてしまっている場合はパテと呼ばれるポリエステル樹脂の充填剤を使用すると良いでしょう。パテを使用する場合は以下のような方法で修理します。

①やすりなどでへこんでいる部分を磨き、余分な油分を取り除く。

②凹みが大きいところは厚く、小さいところは薄くパテを塗ることで厚さをそろえていく。

パテを塗布する際に厚みに差がありすぎると凸凹感から見栄えが悪くなってしまうので注意しましょう。

タッチペンやスプレーを塗る

カー用品店には、ほとんどの車と同じカラーナンバーのタッチペンやスプレーが販売されています。自宅の車庫でも簡単に修理することができ、値段も数百円から数千円なので修理代を安く抑えることが可能です。

しかし、へこみやガリキズは見た目にわかるためスプレーやタッチペンの塗装だけでは隠しきれません。

業者に修理依頼する

ディーラーに修理依頼する

ガリキズやへこみキズをタッチペンやスプレーで直すには限界があります。この場合、ディーラーや最寄りの整備工場に依頼して修理をしましょう。

ディーラーや整備工場の作業は、塗料をはがしパテ埋めをしてから下地を塗って塗装をします。仕上がりはキズがついていたこともわからないほど綺麗に仕上がります。しかし、バンパー1本の塗装でも数万円の修理費用が必要で、大半の修理は車を数日は預けることになります。

塗装業者に修理依頼する

塗装業者に依頼して修理することも可能です。塗装業者はディーラーやカーショップよりも安価に修理してくれる場合もあるのですが、クオリティーの差が激しく、その差を見極めるのは非常に難しいため安心して依頼できるディーラーやカーショップのほうが良いでしょう。

車の擦りキズ修理なら車検館

車の擦りキズは、自分の不注意からついてしまうことが多く数日は気持ちが沈みます。さらに、車は乗り続けるため車に乗り込むたびにキズが目に入り車への愛着までも半減してしまうのです。キズついた状態で放置しておくとボディに錆や劣化が生じ、車両価値が低下する恐れもあります。

保険料の値上がりを考えると簡単には使えず、ディーラーや整備工場に依頼して数万円を出すのはかなりの痛手となります。

そこでオススメしたいのが車検館での修理です。車検館は車検だけでなく、ちょっとした、でも気になるキズやヘコミの修理も「早わざボディリペア」で手軽に依頼することができます。ドアやバンパーの擦りキズからフェンダーのへこみまで素早く綺麗に修理してもらえるので、錆や劣化の心配もありません。

無料見積もりもしてもらえるので、車を擦って悩んでいる人はぜひ、車検館へ相談してください。

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