愛車を安心安全に走行するために必要なことの一つにタイヤ交換が挙げられます。
- 「タイヤ交換時期って、いつ頃なの?」
- 「そもそもタイヤの寿命ってどのくらいなの?」
- 「タイヤ交換を業者に頼むとどのくらいかかるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
たしかに初心者の方や車を日常的に乗らない方は、タイヤ交換の必要性や方法などよくわからず、そのまま放置といったことが起きてしまいがちです。
しかし、タイヤ交換を適切なタイミングで行なわないと、安心して車に乗ることが難しくなってしまいます。
そこで当記事では、タイヤ交換のタイミングや方法そして費用などを具体的に解説していきます。
目次
そもそも車のタイヤ交換は必要?
タイヤはゴムでできているため、気温や外的要因などから固くなってしまったり、ひび割れたりすることがあります。また、道路との摩擦で削れてしまうため、それによって以下のような様々な事故やトラブルを発生させる危険があります。
重大事故を招いてしまう
やわらかなゴムで作られているタイヤは、地面をつかむグリップ力で雨天でも滑らずに走ることができます。しかし、硬くなってしまったタイヤはグリップ力が落ちてしまい、スリップの危険があります。また、硬いタイヤはひび割れしやすく、水やほこりがひびから侵入してしまい、強度も落ちます。すると、突然タイヤがパンク、また、バーストを起こしてしまうこともあります。
快適性や燃費の低下
新しいタイヤはゴムがやわらかいため、走行中の振動や揺れを吸収してくれます。つまり、乗り心地も快適になります。しかし、硬くなってしまったタイヤは振動や衝撃を吸収しづらいため、乗り心地も悪くなってしまいます。
また、タイヤが劣化すると走行に様々なムダが生まれてしまうため、燃費も低下してしまいます。
タイヤ交換しないと法律違反につながる!?
「タイヤの溝は1.6mm以上必要」であると、道路運送車両法で定められています。そのため、タイヤの溝が1.6mm以下で走行していることが発覚した場合、道路交通法違反として処罰されることとなってしまい、保安基準を満たさないことで車検にも不合格となってしまいます。
タイヤ交換のタイミングと目安
タイヤの一般的な寿命
ノーマルタイヤの場合、交換の判断基準は一般的に4~5年とされています。また、走行距離にすると約4万kmとなります。
一方、スタッドレスタイヤはノーマルタイヤより寿命が短く、製造年数から3年が交換の目安とされています。スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりやわらかいゴムで作られているため劣化しやすく、硬化の進行も速いためです。
交換の判断基準
タイヤに刻印された製造年を確認しましょう
2000年以降に製造されたタイヤには、外側部分に4ケタの数字が表記されています。例えば「2519」と表示されている場合、最初の2ケタが週で、次の2ケタが年になるため、2019年の25週目(2019年6~7月頃)に製造されたことになります。
製造メーカーでは、製造から5年以上経過したタイヤは日常点検を継続することや、10年以上経過したタイヤは外見上問題なくても交換することを推奨しています。
タイヤの溝やスリップサインを確認しましょう
新品時、一般的にタイヤの溝は約8mmありますが、製造メーカーは4mmになった際にタイヤの交換を行なうよう推奨しています。
道路運送車両法上では1.6mm以下のタイヤの溝で走行すると違反となりますが、スリップサインが見えたタイヤはこれに該当します。そのため1箇所でもスリップサインが出たタイヤを装着して走行すると違反となります。
タイヤの見た目や走行距離を目安にしましょう
一般的に5,000km走行すると、タイヤは1mm摩耗するといわれています。新品タイヤは約8mmの溝があり、スリップサインが出る1.6mmまでに達するには、
(8mm-1.6mm)×5,000km=32,000kmの走行距離が目安となります。
また、見た目でも溝が浅いと判断できる場合や、触って硬くなったとわかる場合は、タイヤ交換を行なうようにしましょう。
タイヤの交換方法について
自分で行う
自分でタイヤ交換作業をする場合は工賃が安いといったメリットはありますが、正しく交換しないと事故を引き起こしてしまうといったリスクもあります。
タイヤ交換には以下の工具が必要となります。
- ジャッキ
- ジャッキ操作棒
- ボックスレンチ(L字型や十字型、ソケット型などがあります)
これらははじめから自動車に搭載されています。その他、以下の工具も準備しておくと作業がよりスムーズになります。
- 軍手や作業用手袋
- 車が動かないようにする輪止め
- (走行停止の際)後続車にタイヤ交換を知らせるための三角表示板
などです。
次にタイヤの交換方法ですが、まず、車を安全なところに停め、動かないような措置をとります。そして、ホイールナットをゆるめていき、車のジャッキアップポイントにジャッキを当てて車体を上げていきます。ゆるめたナットを外し、次にタイヤを取り外し、新しいタイヤに付け替えます。ナットを締めたりゆるめたりする場合は対角線に行なっていくことがコツになります。そして最後にジャッキで車体を下ろし、ナットをしっかり締めます。これを車体前部・後部ともに行ないます。
業者に依頼する
タイヤ交換を業者に依頼する場合、交換する時間がかからず、適切に作業を行なってもらえるため、自分で行なうより安心感があります。タイヤ交換業者としてはディーラーやカーディーラー、タイヤ専門店、カー用品店などが挙げられますが、その業者によっても異なるため、特徴や費用など事前によく確認するようにしましょう。
タイヤ交換にかかる費用について
タイヤの本体価格
■ エコカー向きエコタイヤ
5,000円~15,000円(税込)/本(15インチ・工賃別)
■ 欧州高級車向きコンフォートタイヤ
20,000円~55,000円(税込)/本(18インチ・工賃別)
■ SUV向きSUV専用タイヤ
8,000円~25,000円(税込)/本(17インチ・工賃別)
■ ミニバン向きワゴン専用タイヤ
5,000円~12,000円(税込)/本(工賃別)
■ スポーツカー向きハイグリップタイヤ
10,000円~55,000円(税込)/本(18インチ・工賃別)
■ 軽自動車にサイズに適したタイヤ
5,500円~9,000円(税込)/本(15インチ・工賃別)
業者に依頼する際の価格
■ タイヤ交換や組み換え料金の相場
1,000円~2,000円(税込)/本
■ タイヤの履き替え料金の相場
500円~1,500円(税込)/本
■ タイヤのローテーション料金の相場
2,000円~4,000円(税込)/台
■ タイヤの脱着料金の相場
500円(税込)程度/本
■ タイヤのバランス調整料金の相場
2,000円~4,000円(税込)/台
■ タイヤの4輪アライメント料金の相場
10,000円~25,000円(税込)/台
■ バルブ交換料金の相場
200円~500円(税込)/本(タイヤ交換時)
■ ナット交換料金の相場
500円(税込)程度/本
などとなっており、タイヤ持ち込みの場合は上記の工賃がかかります。
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