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2021年9月2日

廃車が欲しい時はどうすればいい?廃車を手に入れる方法3選

全国各地に存在する廃車置き場。そんな廃車置き場を見ると

  • 「たくさんある廃車だけど、この後いったいどうなるのだろう?」
  • 「まだまだ乗れそうなのになんで廃車にするの?」

など、そんな疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、廃車場にある車がその後どうなるのか?なぜ廃車にするのか?廃車を手に入れる方法はあるのか?など、詳しく解説していきます。

廃車とは

廃車とは、車にとっての戸籍である「車籍」を抹消することを指します。そして、抹消するには正式な書類の手続きが必要です。

例えば、交通事故で大破した車や故障で走行が不可能になった車を、「もういらないから」とそのまま放置していては廃車にはなりません。正式な書類の手続きをせずにいると、それまでと同様に自動車税が課せられます。

つまり、「車が大破する」「故障で動かない」「車検切れ」「スクラップにした」としても、廃車手続きを踏まなければ自動車税を納付しなければなりません。

廃車に関しては、一定期間だけ車の登録を抹消する「一時抹消登録」と、今後二度と車に乗らない場合に行う「永久抹消登録」という2種類の登録方法があります。

置き場にある廃車はその後どうなるのか

廃車置き場は一見、いらなくなった車を捨てるゴミ捨て場のように思われがちですが、実はずっとそのままにされているわけではありません。ここでは、置き場にある廃車がその後どうなるのか解説していきます。

解体され部品として流通・販売

解体業者が廃車を解体し、使えるパーツを販売するケースです。

廃車といっても、大破してしまっているもの、一部が壊れてしまっているもの、まだまだ綺麗なものなど様々です。

車全体に故障が目立っていたとしても、綺麗でまだ使えるパーツは残っており、すべての部品が使えないことの方が稀です。

ほとんどスクラップ状態に大破してしまっている、または水没していたなどでなければ、解体・分解すれば何かしらのパーツは使用可能です。こうした使えるパーツは国内の他、海外でも販売されており、流通先は様々あります。

スクラップにされリサイクルされる

廃車を解体し、パーツに分解したとしても、どうにも利用できない車も中にはあります。しかし、そのような車であったとしても、最終的にスクラップにすることで原料として再利用できます。

車は総重量の80%以上が金属(ステンレス、銅、アルミなど)でできており、リサイクル可能なものは全部、金属資源として多方面で活用されています。

大破や水没などによって車としての機能を持たないものもありますが、スクラップ後は鉄くずとしての価値は十分にあるため、リサイクル後は主に新しい車の一部として生まれ変わります。

なお、解体業者はこうした金属を他の業者へ売却するため、利用不可能な廃車であっても、解体業者にとっては大切な資源といえます。

まだ使えるのに廃車になる理由

海外に比べ日本の場合、まだ走行可能な車であっても廃車にしてしまう人が多い特徴があります。

なぜ、まだ使える車を廃車にしてしまうのでしょうか?その理由を詳しく解説します。

古くなると修理費が高くなる

海外では中古車であっても日本車は人気がありますが、国内では中古車は中古車にすぎません。

経年とともにどんどんその価値は下がっていきます。そして、車が古くなれば修理しなくてはならない箇所やパーツも増えていくため、中には多額の修理代がかかってしまう中古車もあります。

修理費があまりに高額すぎる場合、その車は売却し新しく買い替えるべきでしょう。つまり、車の価値がまだ高いうちに、また、修理費が増えていかないうちに売却し、廃車にしようと考える人が多いというのがその実情です。

つまり、まだ走行可能な車が廃車になってしまう背景には、国内の中古車取引価格が影響しているともいえるのです。

部品交換の問題

車を長期間維持し続けようとすると、どうしても様々な箇所の修理が必要になります。また、それだけではなく、部品交換もしなければはなりません。

例えば新車を購入し、10年ほど維持していると、至るところの部品交換が必要となってしまい、部品交換代も高額になります。さらに、これが15年20年と維持し続けると、部品自体が希少となり、探し出すのも困難です。

また、車の維持期間にパーツ代や作業工賃も値上がりしてしまうのは当然です。

よほどその車に愛着やこだわりを持っている人は別ですが、部品を探すのが困難で、費用も高額になってしまう車を持ち続けるのは負担が大きいため、部品交換が必要になった時点で廃車にする人は少なくないのです。

CEV補助金

CEV(クリーンエネルギー自動車)補助金によって、廃車が増えています。クリーンエネルギー自動車を購入すると、国や地方自治体から補助金や税金の優遇を受けることができます。

また、普通自動車に比べ、維持費も大幅に削減できることが特徴となっています。

そのため、長期間に渡って古くなった車を維持し続けるより、新しくクリーンエネルギー車に買い替えた方が得だと判断し、早期の段階で廃車にして買い替えを行う人が増えました。

このように、車は長期間乗っていれば税金は高くなってしまうため、税金増額の前にその時点で乗っている車を廃車し、買い替える人は多いのです。

廃車を手に入れる方法

廃車は名義がないからといって、勝手に廃棄置き場から持ち出してはならず、許可なく持ち出すと窃盗罪になってしまいます。

廃車が欲しい場合、無償ではなく購入を考える必要がありますが、どのようにして購入すればよいのでしょうか?詳しく解説していきます。

ネットークションで出品者から購入する

中古車市場では販売されていない車も多く出品されているのがネットオークションです。欲しい廃車があった場合、出品者に連絡し、交渉成立となれば購入ができます。

ただし、ネットオークションは個人間取引のため、

  • どのような者(個人なのか法人なのかなど)
  • どこにいる者(例えば関東であるとか大阪であるとか)

が出品しているかを必ず確認し、トラブルがないよう取引をしなければなりません。

出品者の意思や車の状態などで価格は様々ですが、廃車に近い車であれば、ほとんどの場合は安く購入できます。

廃車買取業者と交渉する

廃車買取業者は、廃車の引取や買取によって商売を行っているため、無償で譲ってくれることはありませんが、在庫を豊富に抱えているため、購入交渉の余地はあります。

ただし、廃車によっては希少なものも存在するため、通常取引で業者が得られる利益以上の価格で交渉しなければ、購入不可能な場合もあります。

廃車買取業者からの購入であれば現物を見ながらの交渉もできるため、珍しい車と出会えるチャンスもあります。

友人や知人から譲渡される

もし廃車を検討している友人や知人がいれば、譲ってもらうこともできます。知った者同士であれば、高額を提示されることもなく、費用も安く済む場合がほとんどでしょう。

ただしこのような場合、名義変更手続きは必ず行わなければなりません。放置しておけばトラブルに発展してしまい、関係性も悪化させてしまうため注意しましょう。

解体業者や廃車買取業者から廃車を手に入れることは困難

ここまでの解説の通り、廃車を手に入れる方法は様々ありますが、廃車の入手は新車や中古車とは異なる特別な条件も含まれているため、注意が必要です。ここでは廃車入手が困難なケースを解説していきます。

パーツや鉄等の資源を目的に廃車を買い取っているから

業者は廃車を乗り物として買取しておらず、パーツや金属などの資源を目的として買取を行っています。

鉄やアルミといった金属資源は、重量に対してその時点の相場価格を掛け合わせた価格で取引されるので、年式が古い車や走行距離が多い車、また錆などの汚れが目立つ車であったとしても取引上はなんら問題ありません。

このように、業者にとって廃車の使用パーツや素材は貴重な商品であるため、業者から廃車を手に入れることは困難なのです。

廃車を海外へ販売するため

日本製の車は故障が少なく、安全性能に優れていることから、中古車であっても人気は高く信頼されています。そのため、国内では取引困難な古い車であっても、海外では需要が高いため商売も成り立ちます。

国内において、個人に廃車を販売するには、高額提示は難しいことがほとんどですが、海外では廃車直前の車でも日本車であれば高値で販売することができるため、このような理由からも業者から廃車を手に入れることは困難なのです。

まとめ

置き場にある廃車は解体され部品として販売されるほか、スクラップにされて原料としてリサイクルされています。

まだ走行できそうな車であっても廃車されるのは、維持することによって生じる修理費や部品交換代が高くなってしまうといった問題があるためです。

廃車は置き場から勝手に持ち出すことは窃盗罪にあたるため、手に入れたい場合はネットオークション、廃車買取業者との交渉、友人・知人からもらうといったことを検討してみましょう。

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