車検整備/部品

2022年8月17日

オイルフィルターの値段の目安!フィルターの種類や交換費用も紹介

オイルフィルターは大体1年に1回交換しないといけない部品ですが、頻繁に交換が必要だからこそ値段が気になります。相場を知ることでオイルフィルターを選んだり、業者に交換を依頼する際に適正価格かどうか判断しやすくなるでしょう。

ただオイルフィルターには色々種類があるので、選ぶ際には値段以外にもいくつか考慮しておきたいことがあります。ここではオイルフィルターの値段とともに、種類や業者に依頼した場合の費用相場などもあわせて紹介します。

オイルフィルターの値段

オイルフィルターは純正品か社外品かによって相場が変わりますし、高性能な商品ほど値段が上がる傾向があります。それぞれの値段を見ていきましょう。

一般的なオイルフィルター

一般的なオイルフィルターは特別な機能のない、ベーシックなエレメント(ろ紙)が使われた商品です。一般的なオイルフィルターを選ぶ際最初に考えるポイントは、その車に元々使われていた純正品にするか他メーカーが製造する社外品にするかでしょう。純正品の方が値段が上がりますが、両方とも大体1,000円から2,000円の間で見つけることができます。

純正品を選べばまず性能に間違いありませんが、純正品と同程度の品質で値段がお得な社外品もあります。ただ社外品の品質はメーカーによって様々なので、値段だけでなく性能にも気をつけながら選ぶようにしたいです。

高性能なオイルフィルター

高性能なオイルフィルターはエレメントに特別な機能を追加したものです。社外品の中にはベーシックなフィルターだけでなく、性能を高めて純正品と差別化を図った商品も多くあります。

高性能なオイルフィルターにはこういったタイプがあり、どちらも一般的商品よりもさらに細かなオイルの中の不純物を取り除くことができます。

  • マグネット付きオイルフィルター
  • 2重構造のオイルフィルター

性能が上がる分値段も上がり、1,500円から2,500円程度が相場です。高速走行や低速での短距離走行の繰り返しなど、車をエンジンオイルが汚れやすいシビアコンディションで使うことが多い場合は高性能なオイルフィルターを選ぶことも考えてください。

車検整備はいくらかかる?費用や整備内容を徹底解説

オイルフィルターの種類

ガソリン車とディーゼル車ではよく使われるオイルフィルターの種類が変わります。交換の際には適合表から車種に合った商品を選ぶのが大原則ですが、それぞれのタイプの特徴を簡単にまとめておきます。

フルフロータイプ

フルフロータイプはほとんどの国産ガソリン車で採用されているタイプで、オイルフィルターというとこのフルフロータイプを指すことが多いです。他のタイプと比べて構造がシンプルで、オイルパンからくみ上げられる全てのオイルを1種類のエレメントでろ過するようになっています。

オイルに含まれる不純物を取り除きながら油圧もしっかり確保することで、エンジンに必要なオイルを適切に素早く送り込みます。

カートリッジごと取り換えるタイプとカートリッジは再利用して中のエレメントだけ交換する2種類があるので、それぞれの車種で採用されているタイプを選んでください。ここ最近はカートリッジ式が主流でしたが、環境保護の観点からエレメント交換式に戻す動きが出てきています。エレメント交換式の方が若干値段が下がります

フルフロータイプとバイパスタイプの併用

フルフロータイプとバイパスタイプの併用は、フルフローフィルターとそれより細かい気孔のエレメントを使ったバイパスフィルターの2種類のフィルターでオイルをろ過する構造です。フルフローフィルターとバイパスフィルターはそれぞれ別々のカートリッジにおさめられています。

フルフローフィルターを通ったオイルはエンジンに流れますが、バイパスフィルターを通ったオイルはオイルパンにもどされます。こういった2重のろ過機構が採用されたのは、オイルの中のごく小さな汚れまで取り除いてしまうためです。ガソリン車よりオイルが汚れやすいディーゼル車で主に採用されています。

フルフロータイプと比べてオイルのろ過に時間がかかりますが、微粒子まで取り除くことができる構造です。

コンビネーション型

コンビネーション型はフルフロータイプとバイパスタイプの異なったろ紙を1つのカートリッジに組み込んだものです。2つのカートリッジを設置する必要がある併用タイプと比べて場所をとらないにもかかわらず、高いろ過率を維持することができます。ディーゼル車で使われることが多くなってきています。

1つのカートリッジ内でそれぞれのフィルターにかけるオイルの量が調節可能です。また併用タイプと同様にフルフローフィルターでろ過されたオイルだけエンジン内に流れ、バイパスフィルターを通ったオイルはオイルパンに戻されます。

オイルフィルター交換の費用

多くの方はオイルフィルター交換を業者に依頼します。普段から車の整備に慣れているなら自分でもオイルフィルター交換ができますが、専門の工具が必要だったり交換後古いフィルターやオイルを自分で処理したりしないといけないので面倒です。

オイルフィルター交換を業者に頼むとフィルターの値段に加えて工賃がかかりますが、ディーラーやカー用品店それにガソリンスタンドなど場所に関わらず大体1,000円前後で対応してもらえます。高くても3,000円程度には収まるでしょう。

オイルフィルター交換と同時にオイル交換もするのが一般的なので、最終的に請求される値段はオイルフィルター交換とオイル交換の工賃にフィルターとオイルの商品代を加えたものになります。業者に頼んでも自分で交換するのに比べてそこまで金銭的負担が増す訳ではありません。

エンジンオイルを入れすぎた時の5つの症状|解決方法も合わせて解説

車検館でオイルフィルター交換する費用

オイルフィルターの交換も車検館にお任せください。オイルフィルターの交換は慣れた方なら自分ですることもできますが、車のジャッキアップが必要になるなど細心の注意が必要です。車検館では格安の工賃を提供していますが、プロの整備士が1人1人のお客様の要望を聞きながら最適な商品を提案しています。

オイルフィルターの知識があまりない場合もお任せしていただくだけで最良の整備を行います。無料ドリンクなど待合室の設備も充実させており各店キッズコーナーも備えているので、お気軽にお立ち寄りください。

  • オイルフィルター交換 880円
  • オイル交換 550円

料金はこの工賃にエンジンオイルとエンジンフィルターの商品代を追加した金額になります。オイルやフィルターの値段は各店舗にお問い合わせください。お待ちしております。

まとめ

頻繁に交換が必要なオイルフィルターですが、その値段は1,000円程度から高性能なものでも2,500円程度と決して高い商品ではありません。自分で交換する場合はもちろん業者に頼んだとしてもさほど工賃がかからないのでさほど負担にならないでしょう。

オイルフィルターは車種によって使われている種類が異なります。値段とともに適合表や機能も見比べながら納得できる商品を選んでください。

関連おすすめ記事