車検の費用/お支払い

2022年2月28日

車検費用をPayPayで払うメリット|ポイント還元や注意点も解説

スマホアプリを使ったキャッシュレス決済が年々普及しており、特にPayPay(ペイペイ)はユーザー数を伸ばし続けています。

しかし、

  • 「車検費用はPayPayでも支払えるの?」
  • 「自動車税はPayPayでも支払えるの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

たしかにPayPayが利用できる店舗も増えていますが、車検業者や車に関わる税金のPayPay支払いはどうなのか詳しく語れる人はまだまだ少ないかもしれません。

そこで当記事では、車検はPayPayで支払えるのか?PayPayを利用することのメリットなどを解説していきます。

車検費用はPayPayで支払いできる?

車検費用は現金払いかクレジットカード払いが支払い方法として一般的ですがPayPayでの支払いはできるのでしょうか?

PayPay支払いできる業者が増えている

車の状態や点検整備する業者によっても異なりますが、車検の費用は10万円ほどが一般的です。

まとまった金額の支払いはPayPayを利用しポイント還元を受けたい、そんな生活者は増えています。

こうした背景からディーラーや車検専門業者でもPayPayでの支払いが可能といった店舗が増えています。

しかし車検に関わる費用のうちに部品交換代や整備代はPayPay払いができたとしても、法定費用(自動車重量税、自賠責保険料、印紙代など)は現金払いとするところも多いため注意が必要です。

PayPay支払いできる車検業者

店舗名

PayPay利用可否

他に対応しているポイントサービス

オートバックス

Tポイント、dポイント

コバック

Tポイント

ニコニコ

Tポイント

イエローハット

dポイント、自社カードのポイント

上の表は車検の代表的業者で、PayPay利用ができるか、また他に対応しているポイントサービスをまとめたものです。

表にある通り、どの業者も基本的にはPayPayでの支払いが可能になっています。

しかし一部の店舗によってはPayPayでの支払いができないところもあるため、利用を考えている場合は事前に最寄り店舗等に確認するようにしましょう。

また各業者によって対応するポイントカードは異なりますが、Tポイントとdポイントは200円で1ポイントたまります。

また、イエローハットの自社カードはカードの種類によって100円で1~2ポイントたまります。

PayPayで車検を支払うメリット

PayPayで車検を支払う場合には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

PayPayは加盟店が多いためポイント利用の選択肢が広いことがメリットですが、ここでは加盟店数とポイント還元について具体的に解説していきます。

加盟店が多い

全国100地点(都道府県別に乗降客数の多い駅を中心に半径500m以内)のQRコード決済利用可能店舗数を数えたところ、すべての地点でPayPayがトップだったそうです。

(「ICT総研調べ」2020年1月QRコード決済の利用可能店舗数に関する調査)

つまりPayPayは加盟店数が多いため、

  • 様々な業種の店舗を利用できる
  • 現金を持たなくてもショッピングが楽しめる
  • ポイントが貯めやすい

といったメリットが挙げられます。

またPayPayの加盟店は全国チェーン店ばかりでなく個人経営店も多いので、スマホによるQRコード決済を広く利用できます。

しかし、他のQRコード決済は利用しようとしてもこうした個人経営店では利用できない場合もよくあるため、PayPayであれば使いやすいといえます。

ポイントが還元される

PayPayで支払いを行なうとポイント還元である「PayPayボーナス」を受けることができます。

車検費用は高額のため、現金で支払うよりポイント還元が受けれれるという点でかなりお得であるといえるでしょう。

PayPayボーナスは基本的に還元率が0.5%となっていますが、利用金額や回数、対象となるサービスでの支払いなどの条件をクリアすれば最大1.5%までポイント付与率がアップされます。

また指定商品の購入や指定ショップでの決済によってポイント付与率がアップするといった期間限定キャンペーンもあるため、賢く利用するとより多くのポイント還元が受けられます。

自動車税はPayPayで支払いできる

車検の際の点検整備や部品交換代はPayPayでの支払いが可能ですが、法定費用もPayPayでの支払いが可能なのでしょうか?

ここでは4項目に分けて具体的に解説していきます。

43都府県で支払い可能

全国の43都府県で自動車税の支払いにもPayPayを使用することが可能となっています。(2021年8月時点)

また、軽自動車税の支払いについてもPayPay払いOKの市町村もあります。

PayPayで支払えば自動車税もポイントがたまる

自動車税と軽自動車税の支払いをPayPay利用によって行なう場合は手数料がかかりません。

インターネット手続きによるクレジットカード払いはPayPayと同じくキャッシュレス決済ですが、こちらは決済手数料が発生してしまいます。

クレジットカードの決済手数料は自動車税と軽自動車税を取り扱う自治体によって様々異なります。

しかし、PayPay利用による支払いでは手数料がかからないため、クレジットカードと比較するとお得であると言えます。

また、自動車税と軽自動車税のPayPay利用による支払いも「PayPayボーナス」の付与対象となっているので、税の金額に応じたポイントがたまります。

納税証明書が発行できない

PayPayはQRコードやバーコードで支払ったものについては領収書の発行を行なっていません。

納税証明書がどうしても必要な場合は金融機関(ゆうちょ銀行は除く)やコンビニ、都道府県税事務所の窓口で納税を行ない、PayPayは利用しないようにしましょう。

ただし、PayPayではアプリ内の取引履歴や支払い履歴で支払い確認を行なうことはできます。

なお以前は車検の際に納税証明書の提示が求められていましたが、2015年より車検時における自動車税納税証明書の提示は省けるようになりました。

なぜなら運輸支局などで納税状況をデータ確認できるようになったからです。

しかし、このデータ確認ができるのは自動車税を納付後2~3週間経過した後なので納税後すぐに車検を受ける場合は都道府県税事務所や自動車税事務所に請求し、納税証明書を提示しなければいけません。

このようにPayPayでは納税証明書となる領収書発行は行なっていないため、納税後すぐに車検を受ける場合は最初から窓口で支払いを行なった方がよいでしょう。

車検での支払い時にPayPayで支払いできないもの

車検代の中にはクレジットカードやPayPayでの支払いができるものとできないものがあります。

車検代は主に「基本料」と「法定費用」に分けることができ、この「基本料」は業者に支払う費用のことを指します。

具体的には点検料や整備費、代行手数料などがこの基本料に含まれており、クレジットカード払いやPayPayでの支払いもOKといった業者が数多くあります。

一方の「法定費用」は国や保険会社に支払う費用のことを指します。

具体的には自賠責保険料や印紙代などがこの法定費用に含まれていますが、こちらはクレジットカードやPayPayでの支払いができないので注意しましょう。

車検費用の内訳はこちら

以下が自賠責と印紙代の参考金額です。

 

軽自動車

小型車(1.0トン以下)

中型車(1.0~1.5トン以下)

大型車(1.5~2.0トン以下)

自賠責保険(24か月)

19,730円

20,010円

20,010円

20,010円

印紙代

1,800円

1,800円

1,800円

1,800円

まとめ

車検の際、PayPayでの支払いが可能な業者は増えています。

PayPayはスマホによるキャッシュレス決済の中ではユーザー数も加盟店舗数もトップクラスに多いため、業者も対応せざるを得ない状況になっています。

またPayPayで支払うことによってユーザーは金額に応じてポイントが還元されるためお得だからです。

ただし車検では点検整備といった業者への支払い(基本料)に関してはPayPayでの支払いも可能ですが、自賠責や印紙代といった国や保険会社に支払う費用(法定費用)に関してはPayPayでの支払いができないため注意しましょう。

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