車検整備/部品

2021年4月1日

外車の車検費用は高い?安く依頼できる業者もご紹介!

外車(輸入車)のオーナーが頭を悩ませがちな問題の1つが車検です。「国産車よりも高くつく」「車種によっては車検を引き受けてくれるところが少ない」など、車検に関する悩みを抱えている方は多いことでしょう。今回は、外車の車検代が国産車よりも高い理由や、車検が受けられるおすすめの業者を解説します。業者の選び方によって、車検の費用を安くできる可能性もあります。車検代が高い、車検を依頼できる業者が見つからずに悩んでいるという方は、ぜひこの記事を参考に業者選びをしてみてください。

外車(輸入車)の車検費用内訳

車検費用の内訳は2つあります。1つは法定費用、つまり税金です。この法定費用は法律で決まっているので、どこの業者でも金額は変わりません。法定費用の内訳は自賠責保険・従量税・印紙代です。もう1つは車検基本料や検査料です。こちらは、車検を行う業者によって変わってきます。テレビCMなどで「車検費用が安い」と宣伝をしている業者は、車検基本料や検査料を安く抑えています。なお、この内訳自体は国産車も外車(輸入車)も変わりません。外車だけ別の費用が発生するということはありません。

外車の車検代が国産車よりも高い理由とは?

では、外車の車検代が国産車よりも高くなりやすい理由はなんでしょうか? 以下に、その理由の代表例を紹介します。

法定費用が高い

国産車と外車を比べた場合、外車の方が法定費用は高くなりやすい傾向です。その理由は、重量税にあります。重量税は以下の表のように車の重さ(重量)によって変わってくる税金です。

車両重量 自動車重量税額(2年自家用)
500kgまで 8,200円
500kg~1t 1万6,400円
1t~1.5t 2万4,600円
15~2t 3万2,800円
2t~2.5t 4万1,000円
2.5t~3t 4万9,200円

これは、2年自家用の乗用車がエコカー減税の適用にならなかった場合、かかる重量税です。重量が重くなるほど税金は高くなります。アウディ・メルでセスベンツ・ボルボなど、外車でもエコカー現在対象になる車種ならば、重量税はこの表より安くなります。
反対に、エコカー減税の対象外で重量がある外車ほど重量税は高くなると考えましょう。また、新車登録から13年を超えると重量税は高くなります。これは、法律で決められているので、例外はありません。ですから、重量のある外車を長く愛用している方は、重量税がとても高くなります。

部品交換費用が高い

車検の結果、部品交換が必要になることは珍しくありません。国産車ならば、国内で部品が調達できます。しかし、外車の場合は現地の工場から部品を送ってもらわなければなりません。ですから、部品交換費用に輸送費が加算されて高くなるケースがあります。また、日本に多く出回っている外車の場合、部品がある程度ストックされていますが、その保管費用も交換費用に加算されています。なお、国産車の場合は部品交換の目安が10万キロの走行です。しかし、外車の場合は2~3万キロが目安となっています。そのため、こまめに部品交換をせねばならず、それも交換費用がかかる一因です。

実際の外車の車検費用

では、実際にどのくらいの車検費用がかかるのか、実例を挙げてみます。

車種 車検費用
BMW-M3 81,450円
フォルクスワーゲン-ゴルフ 81,450円
メルセデス・ベンツ-Sクラス 98,450円
ボルボ-XC70 98,450円
プジョー-206 81,450円

これは、部品交換代が一切発生しなかったときの車検費用です。今はいろいろな業者が簡易見積もりを行っているので、車検を任せたい業者が見つけたら簡易見積もりを行ってみてください。おおよその費用が分かります。

外車の車検を依頼できる業者はどこ?

外車の車検を依頼できる業者には、以下のようなものがあります。

ディーラー

ディーラーは、メーカーの車について最も詳しく、高品質の整備を受けることができます。また、交換する部品も純正のものだけなので、メーカー保証も可能です。車種によってはティーラー車検以外の選択肢しかない、というものもあります。その一方で、費用は高めで、車検期間も最短で1日、ながければ1週間程度代車で生活しなければならないこともあります。

車検専門店

車検専門店とは、車検に特化した業者です。車検に特化していることにより、比較的料金が安く、車検時間も場所によっては数時間と、かなり短いのが特徴です。乗車して2年目~3年目でそれほど部品の劣化もしていない外車ならば、車検専門店でも十分、というケースもあるでしょう。ディーラーより2~3割お得に車検を受けることもできます。その一方で、受けられる整備に限りがあります。たとえば、「故障箇所が見つかったが、当社では対応できない」と言われることもあるでしょう。また、珍しい車種の場合車検を受け付けてもらえないこともあります。

ガソリンスタンド

現在はガソリンスタンドでも車検を受けることができます。会員になっているガソリンスタンドでは、お得に車検を受けられるところもあるでしょう。ただし、受けられる車検は最低限です。整備士はいるけれど、外車を点検するのになれていないというケースもあります。また、代車も有料というところもあり、トータルで計算したら結局費用が掛かってしまった、ということもあるでしょう。

整備工場

整備工場とは、文字どおり車を整備する工場です。そこでも車検を行っているところもあります。所属している整備士が多く、さまざまな車を整備した経験があるところならば、外車の整備も慣れています。ディーラー並みの整備をお手頃価格で受けられることもあるでしょう。また、部品も中古品が揃えられるので、交換費用が安くなることもあります。オーナーが納得していれば、高品質な車検をお手頃価格で受けられる場所です。その一方で、向上によって受けられる整備の質に差があります。国産車しか整備していない工場に整備を依頼しても、満足いく結果にはなりにくいです。事前にしっかりリサーチする必要があります。

ユーザー車検

ユーザー車検は車検場に車を持ち込み、自分で検査を行う方法です。この方法だと、かかる費用は法定費用のみ。しかも、1日で終わります。時間がないので手早く車検を終わらせたい方や、整備に関しての知識が豊富な方にはおすすめの方法です。その一方で、整備の知識がない方が車検を行った場合、検査の質はどうしても下がります。今は、ユーザー車検代行もありますが、ユーザー車検代行費用をプラスするのと車検専門店や整備工場の費用を比較したら、それほど変わらないこともあります。愛車に愛着があり、整備も自分でできるなら、一番おすすめです。

外車の車検は「車検館」へ

車検は、車を安全に運転するのに欠かせない検査です。しかし、費用と日数がかかるのが悩みどころという方は多いでしょう。「車検専門店は安いけれど、外車だからしっかり整備してくれるのか心配」という方もいると思います。車検館は、簡単にwebから車検予約が完了でき、最短45分で車検が終了します。国家資格を持つ自動車整備士が丁寧に検査を行い、お客様立ち会いのもと、見積もりを行うので安心してご依頼ください。もちろん、外車の車検実績も豊富です。

車検以外のサービスも充実

車検以外にも、通常メンテナンス・自動車保険のご相談・法定点検・住所変更も可能です。また、車で遠出する前や、ちょっと調子が悪いときに嬉しい「10項目点検プラス」も実施中です。灯火類作動・ワイパー作動状態・タイヤ空気圧などを無料点検いたします。大切な愛車のメンテナンス、点検は是非、車検館にお任せください。

まとめ

今回は、外車の車検代が高くなる理由や車検を申しこめるおすすめの業者を紹介しました。車検館は車検だけでなく、皆様の愛車をお守りする総合点検も行える業者です。車検をどこに任そうか迷っている方は、ぜひ、ご相談ください。

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