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整備体制拡充のため優秀な外国人整備士の採用を強化

プレスリリースを配信しました。                                                            
                                                              
「街のカードクター」として、整備士を中心に車検と整備に取り組む、株式会社車検館(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:伏見 一洋、以下「車検館」)は、好業績を背景に整備士の採用を強化します。

日本人整備士の採用は堅調に推移しており、昨年の応募者数は例年の3倍近くに達しています。日本人整備士の採用はこれからも継続的に取り組んでいきますが、整備士の採用はまだまだ当社の目指すサービス拡充に追いついていないのが実情です。そこで日本人整備士の採用と併せて、優秀な外国人整備士の採用も強化します。また企業の責務として、SDGsへの対応を推進していくという側面もあります。

具体的には優秀な外国人整備士を各店舗に1名ずつ配置する体制を目指します。「各店舗に1名」とするのは「言葉の問題」や「習慣の違い」に慣れるため、当社の日本人スタッフが十分にサポートできる体制をとるためです。

・車検館での整備士の意味

車検館は「整備士が主役の会社」なので、整備士は同業他社よりも極めて重要な存在です。たとえば一般的な整備工場では顧客対応と整備は完全に対応が分かれていますが、車検館では整備士がお客様の対応にあたります。整備士のやりがいが高まると同時に、お客様も整備への信頼感が増すからです。車検館のリピート率は80%に達することからも、こうした「整備士が主役」という姿勢はお客様からも、そして整備士からも支持されているものと自負しております。

・優秀な外国人整備士の採用を強化する理由

好調な業績を背景に、車検館では整備士の採用を強化しています。不祥事のあった業界大手企業に在籍歴のある整備士が「誠実な仕事をしたい」と当社に転職してくるなど、昨今の応募者数は急増しています。

また、当社は整備士の離職率が業界平均と比べて、かなり低いのも特徴です。厚生労働省2022年の雇用動向調査によると、自動車整備士が該当する「サービス業(他に分類されないもの)」の離職率は19.4%。一方、当社の昨年の離職者は約50名の整備士で、わずか2名となっています。

好調な応募状況、そして低い離職率ではあるのですが、中長期での成長を目指すとき、優秀な整備士を拡充できる体制の整備は必須です。ですが、中長期で見た場合、整備士の採用環境は極めて危ういと言えます。

国交省の資料によると、2003年度から2016年度の自動車整備学校への入学者数は2003年度には1万2300人だったのが2016年度は6800人と半分近い水準に低下しています。

こうした状況のなかでも増えているのが、外国人の整備士希望者です。中国、韓国、台湾、ベトナム、ミャンマー、パキスタンといったアジア各国から希望者が来日します。実際、自動車整備の専門学校の入学者の半数近くがすでに外国人になっていると言われています。

とはいえ、コロナ禍の影響で優秀な外国人整備士の採用競争は激しさを増しています。外国人が日本で整備士になるには、一般的には日本語学校に2年通い、その後、整備の専門学校を2年かけて卒業します。つまり、今年の専門学校卒業生はコロナ禍前に来日したのです。

ですが、今年卒業の専門学校生が入国した後、来日は極めて困難になりました。つまり、来年からは当面、外国人の専門学校卒業生がいなくなるということを意味します。外国人整備士も経験者の中途採用に頼らざるをえなくなるということです。自ずと獲得競争は激しくならざるをえません。

「日本に両親を呼んで、家族で日本に骨を埋めたい」、あるいは「技術を身につけた後で帰国し、母国で整備工場を起業したい」というのが、外国人整備士希望者の来日動機です。

外国人の整備士希望者が夢を実現すべく、技術を身につけ、働きやすい環境を整備する。それは中長期での成長を目指すとき、自動車整備業界はもとより、日本の産業全体の課題です。車検館はそのなかでも先駆的な役割を担いたいと願っています。

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