『車を譲り受けて名義変更したいんだけど、車検ともかぶっていて、複雑で大変…』
そんな苦労されている方も安心してください。
車検と名義変更は、同時に行うことができます。
特に車を譲ってもらう場合、車検と名義変更を同時に行った方が楽なケースも多くあります。
そこで今回は、車検と名義変更を同時に行う方法と、知っておくべきポイントを解説していきます。
目次
車検と名義変更は同時にできる?
車検と名義変更は、同じ場所で手続きを行うため、同時に進めることが可能です。
必要な書類を一度に準備すれば、複数の場所を何度も訪れる手間が省けるので、忙しい方でもスムーズに手続きを完了できます。
車検と名義変更を一緒にするべき理由
車を譲り受けたり、中古車を購入する場合、車検が切れている場合があります。
その際には必ず車検を通す必要があるので、合わせてやれば、手間は一度で住むので効率的ですよね。
逆に場合によっては、車検と同時に車の名義を変更しない場合、税金の通知書類が届かないといったトラブルの原因になることも。
余計な問題を回避する為にも、車検と一緒に名義変更の手続きしておきましょう。
車検と名義変更を同時に行う2つの方法
車検と名義変更を同時に行う方法として、以下の2つの選択肢があります。
- 代行業者に依頼する
- 個人で行う
それぞれのメリットとともに、具体的な手順も紹介していきます。
個人で車検と名義変更を同時に行う方法
まずは、自分で名義変更と車検を同時に行う方法を解説していきます。
個人で手続きするメリット
メリットとしてはとにかく費用が安く済むことです。業者に依頼するよりも、複雑で面倒なことを自分で行う分、かなり安く済みます。
名義変更は、書類をすべてそろえていれば、当日は運輸局の窓口で提出し、手数料500円を支払うだけです。
個人で手続きする際の注意点
一方で、個人で手続きするのは、注意点もいくつかあります。
まず、基本的には名義変更→車検というのが一般的な手続きの流れですが、車検が切れている場合は公道を走るとペナルティがあるので、できる限り車検が切れる前に手続きしましょう。
また、書類がひとつでも欠けていればその場で手続きはできなくなります。
当たり前かもしれませんが、何度も確認してきちんと準備することが重要です。
個人で手続きする流れ、方法
上記で少し触れましたが、車検と名義変更を同時に行うといっても、正確にはそれぞれ別々に手続きをする必要があります。
ただし、車検も名義変更も同じ運輸支局(陸運局)で行えるため、名義変更と車検を一度に行うことで、移動の手間を省けます。
1.必要書類を準備する
まずは、必要書類を準備します。
以下の4種類です。
- 元所有者の印鑑証明書
- 新所有者の印鑑証明書
- 新所有者の車庫証明書
- 車検証
運輸支局(陸運局)の窓口まで足を運んでも、万一書類に不備や不足があれば、手続きはできません。
かえって手間がかかってしまうため、書類漏れだけはないようにしっかりと確認しましょう。
2.運輸支局(陸運局)を調べる
次に、最寄りの運輸支局(陸運局)を調べます。国土交通省の公式サイトで調べることができます。
『自動車:全国運輸支局等のご案内』
こちらで該当する地域を選んで、最寄りの運輸支局(陸運局)の場所・営業時間・緊急時の連絡先をメモしておきましょう。
ちなみに全国にあり管轄は決まっていますが、どの地域でも車検を受けることができます。混み具合などを考慮してあえて少し離れたところに行く、という選択肢もあります。
3.運輸支局(陸運局)に行く
上記で調べた情報を元に、いざ手続きをしにいきましょう。
なお、車検切れの車で公道を走ることはNGです。
罰則もあります。
必ず車検が切れる前に手続きを行いましょう。
業者に依頼して車検と名義変更を同時に行う方法
次に、業者に依頼して名義変更と車検を同時に行う方法を解説していきます。
代行業者に依頼するメリット
最大のメリットは、やはり手間がかからないことです。
委任状などの追加書類が多少ありますが、それさえ揃えればあとは業者に車を受け渡して、待つだけ。特にお休みが少ない方は、せっかくのお休みを潰すことにもなるので、こちらを利用する方が多いです。
また何より土日祝日は、運輸支局(陸運局)で車検できないので、休日にしか時間を取れないという方は、車検は業者に委託することで手続き可能です。
代行業者に依頼する際の注意点
一方で代行業者を利用する際の費用相場は、車庫証明書も含めると2万5,000円~4万円と言われています。
もちろん業者ごとに手数料は異なるため、これ以下の費用で行っている業者もあり得ますが、これくらいの出費は考えておくべきでしょう。
時間や手間と、費用を天秤にかけて自身に合う方を選択するのが良さそうです。
ここからは代行業者に依頼する方法を紹介していきます。
代行業者に依頼する流れ、方法
1.業者を選ぶ
まずは業者を選びます。主に以下のポイントを元に、選ぶのがおすすめです。
- 費用
- 委託範囲
- 手続き期間
費用はもちろん、どこまでを代行してくれるかで費用が変わる場合があります。
例えば、手続き全て行ってくれる場合や、書類の準備を委託する場合、運輸支局(陸運局)での手続きのみを代行するなどもあります。
また依頼した際にどれくらいの期間必要かも合わせてチェックしましょう。
費用が安いだけで決めたら、2週間車が帰ってこなかった…なんてこともあり得ますので、しっかりチェックしておきましょう。
2.必要な書類を用意する
次に必要書類をまとめます。
各業者によって異なるので、一概には言えませんが、上記で解説した個人で名義変更する場合に必要な書類だけでなく、以下の3つの書類の追加が必要です。
- 3カ月以内に発行した譲渡証明書
- 新所有者の委任状
- 旧所有者の委任状
いずれの書類にも発行元の実印が必須となるため押し忘れに注意しましょう。
まとめ:車検と名義変更を同時に行うなら
ここまで解説した通り、車検と名義変更を同時に行うには、個人で行うか業者に依頼する2つの方法がありました。
まとめると、個人で行う場合は、費用が特に抑えられます。
自分で普通車を名義変更する場合、車庫証明書の取得が約2,000円、移転登録手数料(名義変更)が500円、車を使用する管轄地域が変わる場合は、ナンバープレート代として約1,500円がかかり、大体合計で4,000~5,000円程度です。
ただしかなりの手間と時間が必要です。
事前準備だけでなく、手続き時もタイミングによっては非常に混雑するため、場合によっては1日で車検が終わらないこともあります。
一方で業者委託する場合は、費用はかかりますが、時間や手間はほとんどかかりません。
特にディーラーなどのこちらも顔を知った業者に依頼すれば、その分安心もできますし、台車などの対応も充実しているものがあります。
さらに、休日が土日祝日しかない場合は、車検は委託するしかありません。
費用は25,000円~40,000円と高額にはなりますが、休日を潰してしまうことなどを考慮すると、あまり仕事の休みを取れない方はこちらがおすすめです。
ご自身の状況も考慮した上で、ベストな方法を選びましょう。
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