車検整備/部品

2022年8月17日

オイルフィルターは自分で処分できる?方法や交換時の注意点を紹介

車の整備をDIYで行うのが好きな方はエンジンフィルターの交換も自分で行うことがあるでしょう。交換自体は上手くいっても、古いエンジンフィルターの処分はどうすればいいのか考えていなければ後で困ってしまうかもしれません。

古いエンジンフィルターにはオイルや鉄粉などが付着しているので、丸ごと自治体のゴミの日に回収してもらうことはできません。ここではオイルフィルターを処分する方法や交換時の注意点等を詳しく解説していきます。

オイルフィルターの処分方法

ゴミの日にそのまま出せないなら、使用済みのオイルフィルターはどのように処分すればいいのでしょうか。ここでは一般的な2種類の処分方法を紹介します。

店で処分してもらう

一番簡単なのは使用済みのオイルフィルターを購入したお店に持っていって処分してもらう方法です。カー用品店などの店舗ではオイルフィルターの回収に対応していることが多いです。引き取ってもらう際には購入時のレシート等を提示しないといけないので保管しておいてください。

ただお店によって引き取り可能かどうかや無料なのか有料なのかが変わります。オイルフィルターを購入する際に処分のことを見越して、古いオイルフィルターの回収について店舗で確認しておくようにしてください。店舗によっては出張で回収に来てくれることもあります。

またお近くのカー用品店では処分してもらえない場合も、車を購入したお店やよく利用する整備工場などに相談すると対応してもらえることがあります。

家庭ゴミとして処分する

オイルフィルターをそのままゴミ袋に入れてゴミに出すことはできませんが、パーツごとに分解すると家庭ごみとして処分できることもあります。ただ処分してもらえるかどうかは自治体によって異なり、分解してもゴミに出せない自治体も多いので、事前に市役所などで確認するようにしてください。

家庭ごみに出せる場合はオイルフィルターを金属のカートリッジ、エレメント、古いオイルに分解して、各自治体のルールにのっとって分別します。分解するには金属用のカッターなどが必要です。

自分でオイルフィルターを処分する方法

オイルフィルターを家庭ごみとして処分する具体的な方法や注意点を見ていきましょう。ただ自治体によってルールが変わるので、ここで紹介するのはあくまで一例です。各自治体の担当者の話に従ってください。

エンジンオイルの処分

エンジンフィルター交換時には一緒にエンジンオイルを交換するのが一般的ですし、エンジンフィルター内にもオイルが残っています。エンジンオイルは液体のままでは家庭ごみとして回収してもらえませんが、一部の自治体ではオイルを固めると可燃ごみとして処分可能です。

エンジンオイルを固めるのに便利なのは廃油処理箱です。段ボールの箱とオイルを吸わせるための不織布の布やビニール袋などがセットになったもので、カー用品店やネットで簡単に手に入ります。処分したいエンジンオイルの量に合ったものを選ぶようにしてください。

空になったエンジンオイルの缶は、食料品の缶などと同じように分別してゴミに出せることが多いです。

オイルフィルターの処分

オイルフィルター本体の処分ですが、中に入っているフィルターとカートリッジや部品などの金属部分に分解してからそれぞれ分別してゴミに出します。分解する前にオイルをしっかり抜いておくようにしましょう。

フィルターは紙でできているので可燃ごみに、カートリッジはそれぞれ自治体の分別方法に合わせて処分します。カートリッジは自治体によって不燃ゴミになったり資源ゴミになったり金属ゴミになったりと様々です。

分解できない場合に粗大ゴミとして引き取ってくれる自治体もあるようです。ただ粗大ゴミの処分には料金がかかるので、金額や支払い方法を確認しておいてください。

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オイルフィルターの交換時の注意点

オイルフィルターは交換せずにいるとエンジンに大きなダメージを与えることもある重要な部品です。交換の必要性や注意点を確認し、適切な交換をするようにしてください。

定期的な交換が必要

オイルフィルターの交換で一番大切なのは定期的に交換することです。エンジンオイル2回交換するごとにオイルフィルターを1回交換するのが目安で、大体1年に1回もしくは走行距離10,000kmごとの頻度になるでしょう。

オイルフィルターの役目は汚れたオイルをろ過してきれいにしてからエンジンに送ることですが、時間がたつごとにフィルターに汚れが溜まりろ紙の目が詰まっていきます。ろ紙の目が詰まってオイルをろ過できなくなるとエンジンに汚れたオイルがそのまま循環したり十分なオイルが行き渡らなくなり、最悪の場合エンジン焼き付きなどの重大な事故につながります。

オイルフィルターの交換は業者に頼んでも工賃が余りかかりません。エンジン故障の際の高額な修理費用を考えれば、オイルフィルターを定期的に交換する方がよほどコスパがいいでしょう。

車に適したオイルフィルター選び

オイルフィルター選びでは車種に合ったものを選ぶのが大前提です。サイズやタイプが合わないとトラブルの原因になるので気を付けてください。

オイルフィルターにはフルフロータイプ、フルフロータイプとバイパスタイプの併用、コンビネーション型の3つのタイプがあるので、まずはご自分の車に使われているのがどの種類か確認してください。

ガソリン車でもっともよく使われているのはフルフロータイプですが、カートリッジごと交換するのか中に入っているエレメントだけ交換するのかも車種によって変わります。また純正品にするかどうか、社外品ならマグネット付きなど高機能タイプを選ぶかどうかも考える必要があるでしょう。

純正品以外を購入する場合は必ず適合表を確認し、互換性のあるものを選ぶようにしてください。

新しいものをつける前にクリーニングを

古いオイルフィルターを外した後はすぐに新しいものをつけるのではなく、まずは取り付け口についている汚れをクリーニングしてください。汚れたままにしておくとオイル漏れが見つけにくく、また新しいフィルターの取り付けが安定しません。

クリーニングにはウエスのような柔らかい布とパーツクリーナーを使います。オイルフィルターのカートリッジや取り付け口は金属ですが、Oリングなどプラスティック部品が使われていることもあります。念のためパーツクリーナーは金属専用ではなく、ゴムやプラスティックにも使えるものを用意してください。

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オイルフィルター交換は車検館にご依頼ください!

オイルフィルター交換をどこでするか迷ったら、まずお近くの車検館にご相談ください。

車検館では低価格な工賃で質の高い整備を行っております。整備に納得いただけるようにお客様の予算や性能に関する要望をお聞きしながら、お使いのお車に最適なオイルやオイルフィルターを提案させていただきます。

オイルフィルターに詳しくない方も、車検で高い評価を頂いているプロの整備士が対応するのでご安心ください。整備中はフリードリンクやマッサージチェアがあるこだわりの待合室でくつろぎながらお待ちいただけます。

  • オイルフィルター交換 880円
  • オイル交換 550円

交換費用は工賃にオイルやフィルターの料金を含めた額になります。取り扱いしているオイルやフィルターの種類や値段は、各店舗にお問い合わせください。

まとめ

オイルフィルターを処分する方法は限られているので、自分で交換する際には事前に処分方法まで確認しておくようにしたいです。お店で引き取ってもらえる場合は簡単ですが、自治体で処分してもらう場合は解体し分別するための道具も新しいフィルターとともに揃えておきましょう。

オイルフィルターの交換はエンジンの状態に関わるメンテナンスです。業者に依頼すると処分方法に困ることもなく適切な商品を素早く交換してもらえるので、定期的に交換するようにしてください。

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