![](https://www.shakenkan.co.jp/beN8uW4H0gC06hUh/wp-content/uploads/2022/06/24094215_s.jpg)
車の買い替えを検討する際、何をすべきかわからないと混乱してしまうのが様々な手続きです。
- 「今乗っている車は売却できるのだろうか?」
- 「車の買い替えにはどのような書類が必要なのだろうか?」
そんな疑問や不安をお持ちの方も多いことでしょう。
たしかに車を買い替えるときには多くの書類が必要であり、確認すべきことも様々あります。
そこで当記事では車の買い替え時に必要な手続きを具体的に解説します。
目次
車の買い替え手続きの4ステップ
車の買い替えを検討する際は現在の車が売却できるか確認し、できる場合は買取業者を選びます。
そして購入する車を選択し書類の準備を行ないますが、この4つのステップを具体的に見ていくことにしましょう。
車を売却できるか確認
車の買い替えを検討する際はまず、現在の車が売却できる状態なのか確認しましょう。
チェックポイントは以下の要件を満たしていることになります。
- 自動車税をきちんと納めているか
- 自動車税納税証明書を保管しているか
- マイカーローン残高がないか
自動車税を納めていない、あるいは自動車税納税証明書がないといった場合は自治体の税事務所に連絡することが先決です。
このような場合、自治体の税事務所では納税や証明書再発行の必要手続きをアドバイスしてくれます。
またマイカーローン残高がある場合でも車は売却できますが、所有権の解除といった特別手続きが必要になることもあります。
車の買取業者を選ぶ
現在の車が売却できる状態であることを確認した後は、車の買取業者を選んで今の車の査定相場を調べましょう。
このときに注意したいのが車の買取業者は初めから1社に絞らないということです。
「自宅から一番近くにあったから」「有名店だから安心かと思って」といった理由だけでは損してしまう可能性もあります。
車の買取業者は数多くありますが、車の買取価格は業者間でかなりの開きが生じる場合もあります。
複数社から見積もりを取るために「車買取一括査定サイト」などを利用すると、簡単に比較することができます。
購入する車を選ぶ
車の査定相場がわかったら購入する車の候補をいくつか挙げて、その中からピックアップしましょう。
車を選ぶ際はメーカーや外観デザインなどより、まずは以下の目的や用途から絞っていくと選びやすくなります。
- 予算
- 車の使用目的
- 最大乗車定員数
- 積載量
目的や用途を明確にし車両・車種の候補を選んだあとは、新車と中古車でそれぞれ見積もりを取って決めていくのがおすすめといえます。
書類を準備する
車の買取業者が決まり購入する車が決定したのであれば、あとは価格交渉を行なって契約すればすべて終了となります。
このときあらかじめ必要書類を用意しておくと買い替えの手続きがスムーズになります。
書類準備を怠ると契約の進行が滞ってしまい、納車が遅れてしまうこともあるため注意が必要です。
また車の売却に必要な書類が用意されていると、買取業者にも本気度が伝わるため、他店に流したくない気持ちから交渉が優位に進む場合もあります。
車の買い替え時期はいつがおすすめなのか?8つのポイントをご紹介
車の売却時に必要な書類
車の売却時には様々な書類が必要になります。
特に初めて車を売却する人にとってはどんな書類を用意しなければわからず、混乱してしまうかもしれません。
また、各種必要書類がわかっていたとしても、保管している場所や発行方法がわからず、気持ちだけが先走って焦ってしまうかもしれません。
以下に挙げる書類は車の売却時に必要となるため、助手席側の足元にあるグローブボックスなどにまとめて収納しておくようにしましょう。
必要書類 |
内容 |
車検証 |
車検証は「自動車検査証」のことで、自動車が保安基準を満たしていることを証明するための書類になります。 車検証は運転時に携帯しなければならないと義務化されているため、車内で必ず保管しなければなりません。 |
自賠責保険証明書 |
自賠責保険証明書は運転者の加入が義務づけされている自動車保険、自賠責保険に加入済みであることを証明するための書類です この書類は車検時に更新しなくてはならないため、車検証といっしょに保管することが望ましいでしょう。 |
自動車税納税証明書 |
自動車納税証明書は毎年5月末までに納めなければならない自動車税を支払った証明書になります。 車の売却の際は最新の自動車納税証明書が必要で、自動車税を支払っていない場合は原則として車の売却はできないことになっています。 |
リサイクル券 |
リサイクル券は購入した車のリサイクル料金を預託した証明となり、新車購入時にディーラーから発行される書類です。 リサイクル券は再発行できないため注意が必要ですが、自動車リサイクルシステムのホームページから「自動車リサイクル料金の預託状況」をプリント出力すれば、リサイクル券の代わりとして使用することができます。 |
印鑑 |
車の売却時には後述する印鑑登録証明書が必要になります。 そして市区町村で印鑑登録証明を作成する際は、実印を用意する必要があります。つまり、ゴム印やシャチハタは印鑑登録では認められていないため注意しましょう。 |
印鑑登録証明書 |
印鑑登録証明書は市区町村に登録した印鑑であることを証明する書類で車の売却時に必要になりますが、軽自動車の売却の際は不要です。 また売却後に普通自動車を購入する際にもこの書類は必要になるため、購入時に証明書を作成または再発行を行なうのが一般的です。 |
委任状 |
委任状は車の売却時に発生する手続きで、買取業者に一任する旨が記載された書類になります。 この書類は車の売却時に業者が用意するため、取得や再発行などの手続きは必要ありません。 |
譲渡証明書 |
譲渡証明書は車の名義を業者に変更することを証明するための書類になります。 この書類も委任状と同様に車の売却時に業者が用意するので、取得や再発行といった手続きは不要です。 |
車の購入時に必要な書類
ここまで見てきたように、車の売却時には様々な書類が必要になります。
では車の購入時には何を準備する必要があるのでしょうか?
実は、車の購入時にも必要な書類や用意しなければならないものがあります。
さらに普通自動車と軽自動車では必要書類が異なるため、後述を参考にしながら車の購入時には不備なく準備するようにしましょう。
普通自動車の購入に必要な書類
普通自動車の購入時に必要な書類は、売却時に用意する書類とほぼ同じものになります。
どのタイミングでどのような書類を準備すべきかといったことは買取業者や購入先の担当者から詳しく聞くようにしましょう。
また各種手続きをスムーズに進めるために、必要書類はあらかじめ余裕をもって用意しておいた方がよいでしょう。
必要書類 |
内容 |
車検証 |
車検証は「道路運送車両法第66条」で自動車は車検証を備え付けなければならないことが規定されているため、車に携帯されていないといけません。 車の売却時はもとより、購入時もきちんと用意しておきましょう。 |
自賠責保険証明書 |
自賠責保険証明書は「自動車損害賠償法第8条」で車に携帯しなくてはならないと規定されているので、こちらも売却や購入に関係なく、常に車の中に保管されていることを確認しておきましょう。 また車を乗り換える際は、新しい車に保険対象を変更(車両入替)する必要があります。 |
印鑑 |
普通自動車の場合、車の購入時や売却時に印鑑が必要になります。 軽自動車の場合は認印でもかまいませんが、普通自動車は実印が必要となるため事前に市区町村役場で印鑑登録を済ませておきましょう。 |
印鑑登録証明書 |
車の購入時や売却時に必要になります。車を購入する際は、事前に市区町村役場で証明書を作成または再発行を行なっておきましょう。 |
委任状 |
購入時や売却時にも必要になります。自動車売買の登録手続きを業者へ依頼する際に使用します。 こちらは販売店で用意してくれます。 |
軽自動車の購入に必要な書類
軽自動車の購入の際は普通自動車に比べ必要書類が少なくなります。
しかし購入手続きをスムーズに進めるために、何が必要なのかをきちんと確認しあらかじめ用意しておくことが大切です。
必要書類 |
内容 |
委任状、車検証、自賠責保険証明書 |
この3種の書類は普通自動車購入の際に用意するものと変わりはありません。 また車検証や自賠責保険証明書は自分で用意しなければなりませんが、委任状は販売店で用意してくれます。 |
印鑑 |
軽自動車購入の場合は普通自動車のように実印を用意する必要はなく、認印で問題ありません。 そのため印鑑登録証明書の提出も不要になります。 |
住民票の写し |
軽自動車購入の場合は現住所の証明書類として使用するため、住民票の写しが必要になります。 |
新車か中古車か買うならどっち?それぞれのメリットとデメリットを紹介
まとめ
いかがでしたでしょうか。
車の買い替えの際はまず車が売却できる状態なのかを確認し、できる場合は買取業者を選びましょう。
そして購入する車種・車両を選び、売却時・購入時に必要な書類を準備しましょう。
車の売却時や購入時に必要な書類は「車検証」「自賠責保険証明書」「自動車税納税証明書(売却時のみ)」「リサイクル券(売却時のみ)」「印鑑」「印鑑登録証明書(普通自動車の場合)」「委任状・譲渡証明書(業者の用意)」となっています。