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2022年3月31日

車の維持費が馬鹿らしいと感じたら?年間総額や抑えられるポイントを確認

車は高い買い物ですが、それだけでなく購入した後の維持費もしっかりかかってきます。

念願のマイカーを手に入れたはいいものの、維持費の高さが馬鹿らしいと感じている方もいるでしょう。

車の維持費には車を所有している限り必ずかかる項目もあれば節約できる項目もあります。

ここでは車の年間維持費総額の目安を紹介しながら、節約できる項目節約のポイントなどを見ていくことにしましょう。

車の維持費は馬鹿らしい?年間の維持費総額

車の維持費は本当にばからしいほど高いのでしょうか。1年間の維持費の総額を表にまとめました。

自動車税

43,500円

車検費用(重量税、自賠責保険込み)

約70,000円

任意保険料

約70,000円

ガソリン費

約75,000円

メンテナンス費

約50,000円

駐車場代

約10,000円

※普通自動車、ガソリン代165円/l、年間走行距離を10,000㎞として計算しています。

この表の項目以外にも外出すると高速料金がかかりますし、都市部にお住まいの場合は駐車場代がさらに高くなります。

年間の維持費は40万円以上見ておく必要があるでしょう。

もしこの項目の費用の目安を見て自分は払いすぎているのではと感じたら、節約することで維持費が抑えられるかもしれません。

車の維持費で抑えられる項目

車の維持費の中には抑えられる項目と抑えられない項目があります。

馬鹿らしいと感じるほど維持費を払っているなら、抑えられる項目から見直していきましょう。

コストを抑えられる維持費

見直すことでコストを抑えられるかもしれない費用はこちらです。

  • 任意保険料
  • ガソリン費
  • メンテナンス費
  • 駐車場代
  • 車検費用(車両基本料

車検費用にはコストを抑えられる項目と抑えられない項目がありますが、車検業者に支払う車両基本料は車検をする業者を変えることで抑えられる場合があります。

コストを抑えられない維持費

コストを抑えられない維持費はこちらです。

  • 自動車税
  • 車検費用(法定費用)

車検費用でも自賠責保険料と自動車重量税、それに印紙代は法律によって支払わないといけない金額が決められているので節約することはできません。

車の維持費を抑えるためのポイント7選

車の維持費で抑えられる費用を確認しましたが、ここではそれを踏まえたうえでコストを抑えるためのポイントを7つ紹介します。

現在かかっている維持費が馬鹿らしいと感じてしまっているなら、ぜひ実践してください。

ガソリン代はできるだけ安いところを

給油する際、何となく目に留まったガソリンスタンドに入ってしまっていないでしょうか。

ガソリンスタンド間の値段の違いなんて微々たるものだと思っているかもしれませんが、積もり積もると意外に大きな額になります。

例えば所有している車の燃費が22㎞/Lで年間10,000㎞走行するとすると、ガソリンの価格が5円変わるだけで年間2,272円の差ができてしまいます。

ガソリンスタンドにはその会社のクレジットカードを作って会員になると、ガソリンを割引してくれるサービスがあることが多いです。

自宅近くでよく使うガソリンスタンドで会員になり、外出先でもできるだけ同系列のガソリンスタンドを利用することでガソリン代が節約できるでしょう。

こまめにメンテナンスを行う

メンテナンスをこまめにするとメンテナンス代がかさむのではと考えるかもしれませんが実は逆で、車の維持費を抑えるにはメンテナンスが欠かせません。

例えばブレーキオイルを交換する費用は5,000円から10,000円ですが、交換を怠ってブレーキが故障してしまうと数十万円の修理費用がかかることも考えられます。

交換するべきものはきちんと目安の期間で交換し、セルフメンテナンスで定期的に点検することで車の故障や大きな出費を減らすことができるでしょう。

また車の外観をきれいに保つためには定期的な洗浄やワックス、さらに傷ができた場所の早めの補修などが重要になります。

燃費のいい車を選ぶ

これから車を購入するつもりなら、燃費のいい車を選ぶことも維持費の節約につながります。

燃費の良い車だとガソリン代を節約できますが、それだけではありません。

エコカーだと税制面で優遇されます。

電気自動車やハイブリッド車など一定の基準を満たす車は、エコカー減税により初回と2回目の車検時に自動車重量税が免税もしくは減税されます。

自動車重量税は車の重量によって12,300円から73,800円と高額なので、これが免除されるのは大きいです。

またエコカーは自動車税でもグリーン化特例により優遇され、エコカーを新規登録した場合翌年度の自動車税が25%から75%ほど減額になります。

こちらも車種によっては1万円以上の節約になるでしょう。

毎年支払う自動車税は排気量が小さい車程金額が少なくなっているので、購入する際には排気量にも注目するようにしてください。

メンテナンス費用を抑える

先程車の維持費を抑えるにはメンテナンスが大切と言いましたが、メンテナンス費用もおさえることができます。

バッテリーやオイルの交換で純正品ではない社外品を使うだけでも、交換費用が違ってきます。

カー用品店などには沢山の商品が揃っていて交換のための工費も据え置かれていることが多いので、予算に合わせた商品を選ぶことができます。

ただ一般的な相場と比べてあまりにも安い商品は品質に問題があることもあります。

信頼できるメーカーや店舗で購入するようにしてください。

任意保険を見直す

自賠責保険料は節約できませんが、任意保険料は商品やプランを見直すことで抑えることができます。

これから任意保険を探す人はもちろん今の保険が高いと感じている方も、保険料をよりお得にできないか見積もりを取って確認してみるようにしてください。

より保険料がお得なダイレクト型の保険会社なら、インターネットで見積もりを申し込めることがほとんどです。

また補償内容を見直し、本当に必要な補償に絞ることで保険料を下げることができます。

対人賠償や対物賠償など絶対に必要な補償もありますが、もし車の維持費が大きすぎると感じるなら保険料をぐんと上げる車両保険はつけないことも考えてみてください。

もし車を使う人が夫婦だけのように決まっているなら、運転者限定特約を付けることで保険料を抑えられます。

カーリースを利用する

長期出張などで数か月間だけ車が必要な場合は、車を購入したりレンタカーを利用したりするよりカーリースを利用することで費用を抑えられるかもしれません。

カーリースは年単位で借りるものなのではと思ったかもしれませんが、短期プランを用意している会社もあります。

短期カーリースは中古車を提供されるのが一般的なので、納車までに時間がかからないというメリットがあります。

利用するには審査があり車を購入する時のように車庫証明や任意保険を準備する必要がありますが、その代わり契約期間中は自分の車のように自由に使うことができるでしょう。

ただ走行距離に制限があることが多く、超えてしまうと追加で費用が発生することがあるので注意してください。

カーシェアを利用する

車が生活の必需品になっているなら維持費を支払っても車を所有しておきたいですが、もしたまにしか乗らなかったり買い物など短時間しか使わない場合はカーシェアリングを利用する手もあります。

カーシェアリングは業者のステーション(コイン駐車場など)にある車を、時間単位で色々な人とシェアして使うシステムです。

利用するにはまず業者の会員になり、会員サイトからステーションを検索し時間を指定して車を予約します。

カーシェアリングを利用するのにかかる費用は業者によって変わるものの、基本的には月額料金と時間利用料です。

自動車保険料も車検費用もガソリン代もかかりませんし、時間利用料も15分単位で使った分だけ払う仕組みです。

車を使う機会が限られていたり、1台は車があり2台目を購入するかどうか迷っているという場合は、使う頻度によってはカーシェアの方がコストを抑えられる可能性があります。

まとめ

車の維持費は年に40万円程度と高く、馬鹿らしいと感じている方も少なくないでしょう。

ただ抑えられるコストを見直すだけで、維持費の負担が軽くなるかもしれません。

エコカーを選んだり任意保険を見直すだけで、維持費を年間数万円単位で節約できることもあります。

維持費が高くて困っているという方は、ぜひここで紹介した節約術を取り入れてみてください。

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