その他

2021年9月2日

廃車の処分に困っている人必見|買取に出すメリットを詳しく解説

走行距離が長すぎたり、車体に傷や凹みがある車体は、売ろうとしても買い手がつかないと考え、「廃車」を選ぶ方も多いでしょう。

しかし、車を処分するには解体費用やレッカー代など費用が発生するため、廃車にすることができずガレージに放置している方も少なくありません。

廃車買取は、不要になった車を無料で引き取ってくれるだけでなく、場合によってはいくらかの値段が付くこともあり、自分で廃車するよりも大きなメリットがあります。

この記事では、廃車買取りの仕組みと高額査定を狙える方法をご紹介しています。

「中古車買取で査定が付かなかった」「走行不可の車の処分に困っている」方は是非参考にしてみてください。

廃車買取の仕組み

「動かない」「走行距離が長い」「年式が古い」などの理由で査定0円といわれた車でも、「廃車買取」なら費用を支払うことなく最低でも0円で買取ってくれます。

いったいどのような仕組みで利益を出しているのでしょうか?

市場で値段が付かなかった車は、実は様々な利用価値があります。

1つは海外市場で販売することです。

主な輸出先は東南アジアやロシア、アフリカなどで、日本で価値が無いとされた車でも海外では十分に需要があり販売することができます。

走行距離が20万Kmを超えている、年式が30年以上、事故車や水没車でも、修理をして走行することはできますし、傷や凹みはそのままでも問題ないと考える国は多いのです。

2つめは部品を販売して利益を出す方法です。

買取時は走行不可能で無価値であっても、解体してまだ使えるパーツや部品を販売することで買取業者は利益を出すことができます。

また、金属部分は資源素材として売却することもできるので、廃車買取をしても業者は損をすることはありません。

廃車を買取に出すメリット

自分で廃車処理をすると、手間と費用が発生しマイナスになってしまいますが、廃車買取業者に出せば最低でも負担0円で手放すことができます。

廃車するには、車の引き取り・解体・運搬・リサイクルの費用が発生し、相場は2~5万円かかります。

廃車買取してもらえばこれらの費用は業者が持ってくれるので、買取に出す方が支払う必要はありません。

自分で廃車手続きを行う場合は、車を解体業者に依頼し運輸局に運ばなければならず、多くの手間がかかります。また、運輸局は平日しか受付していないため、仕事を休まなければならない人もいるでしょう。

一方で廃車買取業者に依頼する場合、費用も手間もかからずに処理してくれるだけでなく、いくらかの値段がつきプラスになることもあるので、安易に廃車手続きせずに買取業者に出す方が断然メリットがあるのです。

廃車買取の相場

廃車する車を買取に出すと、どのくらいの値段が付くのでしょうか?

一般的な買取と同様、車の状態や年式、車種によって値段は異なりますが、車を「走行車」としてではなく「鉄・アルミ」の素材として考えると、数千円~数万円の買取価格が付くことが一般的です。

さらに、パーツの状態が良かったり生産終了部品で希少性が高かったりすると、数十万の価格が付くこともあります。

買取相場の確認方法

業者によってはホームページで買取価格のシミュレーションができることもあるので、即日確認することができます。

メーカー、車種、年式、走行距離を入れるだけで簡単に相場が分かるため、まずは数社利用し比べてみると良いでしょう。なかには個人情報の入力不要で利用可能な業者もあります。

そのほか、メール見積や出張査定をしてくれる業者もありますが、数日かかるため期日に余裕をもって依頼しましょう。

シミュレーションはあくまでも「相場」を概算するツールなので、正確に金額を知りたい場合は多少時間がかかっても見積依頼する方が確実です。

廃車手続きは早めがいい理由

所持しているだけも税金や保険料、駐車場代はかかりますし、乗らずに放置していると屋根付きの車庫であっても車の劣化は進み、状態が悪くなればなるほど買取金額は下がってしまいます。

そのため、廃車にするのなら少しでも早く行動しましょう。

還付金がお得

毎年4月1日にその年の自動車税を1年分を前払いするため、支払い分から経過月分を差し引いた残りが、月割で還付されます。

廃車の時期が早ければ早いほど還付金は多くなるので、廃車にすることが決まったら一刻も早く手続きしましょう。

ただし、地方税に滞納がある場合や譲渡した場合には還付金は受け取ることができません。

廃車予定の車を高く売る際の注意点

買取価格は、「業者選び」と「売却時期」がポイントです。

少しでも高値が付くポイントをご紹介します。

事前に買取相場を調べておく

先ほどご紹介したように買取相場は簡単に調べることができるので、いくつかのサイトで確認しておけば、依頼検討中の業者が適正価格を提示しているのか分かり、業者選びの判断基準になります。

中古車買取と同様に、廃車買取も業者によって価格は異なります。

相場から異常に安い(高い)場合は、口コミを確認したり他の車種で比較してみるなどして調べてみましょう。

高く売れる時期を選ぶ

車を高く売るには「時期」も重要です。

車が高く売れる時期は1~3月と9~10月です。というのも、4月や9月の進学や入学、入社の時期に需要が高まるため、高値が付きやすくなるのです。

また、3月や9月の決算月はノルマ(目標)達成のために買取を強化する業者が多いため、比較的高く買い取ってくれる傾向があります。

廃車が決まれば一日も早く買い取ってもらった方が査定金額は上がりますが、高額買取が狙える時期にタイミングが合えば、調整してみるのもよいでしょう。

廃車寸前でも高値がつく可能性がある車種

人気車種は走行不可であっても高く買い取ってもらえます。その一例をご紹介します。

トヨタ ハイエース

中古車買取業者では廃車手数料がかかるといわれたハイエースでも、廃車買取で15万円の値が付いた例があります。

ハイエースは海外で人気のある車種で、特にディーゼル車の商業用(ハイエースバン)は需要が高く高額で買い取ってもらえます。

東南アジアではハイエースをバスや商業目的で利用されることが多く、日本では廃車対象の車でも商用として十分に利益を出すことができるため、人気が高いのです。

トヨタ クラウン

トヨタ車のセダンは国内でも人気が高く、中古車としての買取価格も比較的高額です。

高級車として名高い「クラウン」は世界中で評判がよく、耐久性や燃費の良さも人気の理由になっています。

また、走行不可の状態でもパーツの需要も高いため、高額買取が狙える車種です。

トヨタ ヴィッツ(ヤリス)

2021年1~6月の新車販売ランキングで1位に輝いたヤリスは、2020年7月以来13か月連続1位を獲得しています。

ヤリスは元々日本では「ヴィッツ」の名で販売されていて、2020年からは国内外の呼び名を統一し「ヤリス」になりました。

ヴィッツはコンパクトカーの中では人気のあった車種で、ヨーロピアンスタイルのデザインと燃費の良さで女性にも乗りやすく海外でも需要が高いため、廃車買取でも高額で取引されています。

日産 エクストレイル

エクストレイルはスポーティーで車高が高く、国内外問わず需要のある車種です。

低価格で手に入る4WD車は少ないため、悪路の多い国や地域では需要が高いです。 走行不可でも5~15万で売却できたケースもあるので、高額が期待される車種です。

買取業者を利用するときの注意点

廃車買取業者を選ぶには、次の3つのポイントを比較検討し、自分の状況に合った業者を利用しましょう。

手数料が記載されているか

料金が明瞭であることは業者の本質が分かるポイントで、仕事の丁寧さやアフターサービスの内容にも関連してきます。

廃車にかかる費用は基本的に業者が負担しますが、車の所有者に請求する業者もあるので注意が必要です。

見積の段階で手数料が発生する旨の説明があれば問題ありませんが、請求の段階になって初めて手数料がかかることを伝える業者もあるため、見積書に「手数料:0円」と記載があるか確認しておきましょう。

丁寧な説明が受けられるか

全体の流れや手数料、還付金、保険のことなど、廃車手続きに慣れていない方にとって不安なことだらけです。

車や税制の知識をある程度持っていないと、悪条件で車を手放すことになりかねません。

そのため、丁寧な説明があれば信頼のおける業者といえます。

最終的に提示された金額を快く受け入れるためにも、買取に出す側の目線に立って説明をしてくれる業者を選びましょう。

レッカー移動が無料かどうか

廃車する車の状態によっては、買取業者に引き取りに来てもらう場合もあります。

その場合レッカー車が必要になりますが、この費用を所有者と業者、どちらが負担するのかは業者によって異なります。

ホームページに「レッカー引き取り無料」と記載があるか確認し、何も書かれていない、もしくは「原則無料」と記載がある場合は問い合わせて確認しておきましょう。

買取価格が高額であっても、レッカー利用料を差し引くと思ったより金額が安かったなどトラブルにならないよう、事前に確認しておきましょう。

廃車の買取なら「ハイシャル」がおすすめ

ハイシャルではどんな状態の車でも0円以上で買取保証されています。
年式の古い車、事故車、動かない車、車検切れの車などでも買取が可能です。

また、見積もりや査定もスピーディーに対応してくれるため忙しい方でもすぐに買取が可能です。「今すぐ廃車の買取をして欲しい」「今の状態で買取できるか不安」という方は、ぜひご検討ください。

まとめ

廃車買取の仕組みと高額査定を狙える方法をご紹介しました。

車の状態によって査定金額は異なりますが、時期やタイミングによっては相場よりも高い金額で引き取ってくれる場合もあります。

「走行距離が長い」「年式が古い」「動かない」から値段は付かないだろうと諦めずに、廃車買取業者のホームページでまずはシミュレーションしてみましょう。

関連おすすめ記事