車を乗り続けていると、定期的にやってくる車検。なんとなく車を購入したディーラーに、車検を依頼している人も多いのではないでしょうか。 実はカーディーラー以外にも、ガソリンスタンドや整備工場、車検専門店での車検という選択肢があります。費用を抑えられ、技術力が高い業者もあるので、車検を受ける際は比較・検討がおすすめです。 この記事では、車検を受けられる場所を比較し、どこで受けるのがいいかをご紹介。車検時に確認しておきたい点や車検業者の選び方を解説します。
目次
そもそも車検はどこで受けられるの?
ディーラー
ディーラーでは自社の車を安全に乗り続けてもらうため、細やかに整備し、車検に対応してくれます。部品交換が必要な場合は、純正パーツを使用。自社の車について熟知したスタッフが適切な点検整備とアドバイスをしてくれるので、安心して車検を受けられます。車検で車を預けている期間は、自社商品のPRを兼ねて代車を用意してくれるケースがほとんどです。土日も営業しているので、都合のいい日に車を持ち込めます。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでも車検を受け付けている場合があります。給油や洗車のついでに見積をお願いし、車検予約ができるので、気軽に利用できるでしょう。車検を受ける際は、ガソリンスタンドに車を持ち込み、終了後に車を引き取ります。時間は3日前後かかるのが一般的です。 車検前の整備を自社工場で行うか、外部工場に依頼しているかによって、費用や品質、車検にかかる時間が変わります。ディーラーよりも、部品交換や整備が最小限で済むため、費用を抑えられるのが特長です。
整備工場
整備工場に車検を依頼する方法もあります。民間の整備工場には認証工場と指定工場があり、指定工場ならばその場で車検も可能。工場内に車検用の検査ラインを持っています。 様々な車の修理・整備を行っているため、技術面も問題ありません。車検前の点検整備でも、部品交換と修理をバランス良く行い、費用を必要最小限にできるでしょう。ただし土日は営業していないことが多く、利用しにくいのがデメリットです。
車検専門店
車検用の整備に特化した、車検専門店という選択肢もあります。自社で車検が行える指定工場を持っていることが多く、技術的な心配はありません。純正パーツにこだわらず、必要な整備・部品交換を効率よく行うので、整備費用を抑えられるでしょう。見積や予約もWeb上で手軽にできる事が多く、当日中に車検が終わる「当日車検」の専門店もあります。
ユーザー車検
ユーザー自身で事前の点検整備を行い、車検場に車を持ち込む、ユーザー車検という方法もあります。車検に合格するための事前整備は、専門知識のないユーザーにはハードルが高いでしょう。また車検場は平日しか空いていないため、日中働いている人は車検のために休暇を取らなければなりません。反面、整備費用や車検手続きの手数料を車検業者に支払わなくて済むので、車検費用を大きく節約できるメリットがあります。
車検の業者を選ぶ前に確認すべきこと
車検を受ける車の状態や、何を重視するかによって、車検を依頼する業者の選び方は大きく異なります。
車検切れしていないかどうか
車検が切れた車を所持しているだけなら、違法ではありません。しかし、車検切れの車で公道を走ると、法律違反となります。車検切れしている車で車検を受ける場合、車の移動に何らかの準備が必要です。 方法としては仮ナンバーを取得して一時的に公道を走れるようにするか、レッカー車を手配して車を移動させるかになります。レッカー車手配に対応してくれる車検業者を利用するか、自分自身で手続きを行い、車検場所まで車を動かす必要があります。
頻繁に車を利用するかどうか
日常的に車を利用する場合、短時間で完了する車検業者か、車検期間中の代車を用意してくれる車検業者を選びましょう。ガソリンスタンドや整備工場では、数日車を預けている期間の、代車手配はない場合がほとんどです。車検専門店の場合、車を持ち込んだ当日中に整備から車検まで終わらせてくれるので、時間の節約になります。
自動車へのこだわりが強いかどうか
車に対してこだわりがある人は、安心して利用できる車検を選びましょう。ディーラーならば部品交換の際、純正パーツを使用します。純正パーツを使用している方が、売却時に車の価値を下げません。また万が一、整備時の不手際が発生しても、ディーラーならばしっかり補償してくれます。一方、そこまでこだわりが強くない人は、手軽さや価格で選んでも良いでしょう。
「手軽さ」を取るか「安さ」を取るか
手軽さを重視するなら、ディーラーやガソリンスタンド、車検専門店の利用がおすすめです。 ディーラーは安心して車検を任せられ、ユーザー自身の手間も省けます。ガソリンスタンドは、給油などで立ち寄った際に見積・予約が可能です。また、車検専門店の場合、見積・予約がWeb上で行えたり、車を持ち込んだ当日に車検が完了したりと、時間の節約にもなります。 安さを重視したいなら、自分で整備するユーザー車検がおすすめ。車検費用を大幅に節約できるので、車の知識がある人は、挑戦する価値があるでしょう。
車検業者を選ぶ際の4つのポイント
費用面:車検基本料を比較
車検時に必要な費用は、法定費用と車検基本料の2つに分かれます。 このうち法定費用については、車種・重量・年数などによって、法律で定められているため、どこで車検を受けても代わりません。車検基本料は、車検業者に支払う手数料や事前の整備・部品交換代で構成され、どのような車検を受けるかによって差が出るポイントです。 車検費用を抑えたい人は、複数の業者から見積を取り、比較すると良いでしょう。
時間面:当日車検かどうか
車検には数日間車を預けるものと、当日中に完了するものとがあります。 ディーラーやガソリンスタンド、整備工場での車検は車を預けるため、自分の車を使えない期間ができてしまいます。代車が用意されない場合、車検を受けている期間中に不便を感じるでしょう。当日中に車検が完了する車検専門店や整備工場での車検なら、時間を節約できます。
利用面:予約が簡単にできるかどうか
利用の手軽さも重要なポイントです。車検予約の受付時間が限られていたり、受付の電話が繋がりにくかったりすると、不便を感じるでしょう。ガソリンスタンドなら立ち寄ったついでに見積・予約ができ、手軽に利用できます。また、インターネットからの予約が簡単に行える業者は、おすすめです。なぜなら、「予約システムが充実してる=利用者の重複がなく、待ち時間が少ない」といえるからです。まずは、ホームページなどを確認して比較してみるのも良いでしょう。
その他:店舗の内装など
車検を受ける店舗の快適性も、重要です。特に車を持ち込んだ当日に完了する、整備工場や車検専門店での車検の場合、店内で数時間過ごすことになります。リラックスして過ごせる設備が整っているか、車検中の待ち時間に受けられるサービスがないかチェックしてみましょう。お子様連れの場合はキッズスペースなど、子供向けの施設が用意されていると嬉しいポイントです。
早い!安い!車検専門店の「車検館」とは?
特長1:最短45分の当日車検
車検館の当日車検は、スピーディーな対応が魅力。車検証や自賠責証明書などの必要書類とともに車を持ち込めば、その場で車検を実施します。車検に入る前には、専門スタッフが整備内容を説明し、お客さま同意のもと作業を開始。平均90分ほどで車検が完了し、最短45分で終わることもあります。
特長2:車検の予約はスマホで簡単
車検館での車検予約は、各店舗への電話受付だけでなく、スマートフォンにも対応。申し込みフォームにアクセスすれば、約1分で予約が完了します。忙しい人も、自分のスケジュールに合わせて、いつでも予約が入れられます。
特長3:快適な店舗空間
車検の待ち時間中は、清潔で広い店内で過ごせるうえ、無料ドリンクを用意。さらに雑誌やマッサージチェアもあり、待ち時間中退屈せずリラックスして過ごせます。キッズコーナーも完備しているので、お子様連れでも安心です。
自分に合った車検業者を選ぼう
車検を受けるにはディーラーに依頼する他、ガソリンスタンドや整備工場、車検専門店、ユーザー車検といった選択肢があります。それぞれ品質や費用、利用のしやすさにメリット・デメリットがあるため、自分に合うものを選ぶと良いでしょう。 車検業者の比較には、下記の4つのポイントをチェック。納得できる車検業者を選びましょう。
- 車検基本料が適切な金額か
- 持ち込み当日に完了する当日車検か
- 利用時の予約が簡単にできるか
- 店舗でのサービスは行き届いているか
車検専門店の「車検館」では、最短45分で完了するスピーディーな当日車検が受けられます。予約もスマートフォンから簡単にでき、無料ドリンクや雑誌、マッサージチェアなど快適な空間で車検中の待ち時間を過ごせます。