見積もり

2021年10月30日

任意保険の見積もりの取り方!保険料の相場や選ぶ時のポイントも

任意保険は車を運転するなら必ず加入しておいた方がいい保険です。

いろいろな保険会社が様々な商品を展開していますが、実際に自分か加入したらどれくらいの金額になるのかを知るには見積もりを取らないといけません。

ここではこれから任意保険の見積もりを取るつもりでいるものの方法がよくわからないという方のために、任意保険の見積もりの取り方や保険料のおおよその相場さらに選ぶ時のポイントなどを詳しく解説していきます。

保険料金の相場

まずは任意保険料の相場を確認しておきましょう。任意保険の保険料は加入者の年齢や車種などの条件により大きく変わります。

そこで、保険料はどのような基準で決められるのかを解説していきます。

保険料の査定基準

任意保険の保険料は同じ会社の同じ商品を契約した場合でも加入者や車の条件によって変わります。

保険料の査定基準になるのは次の項目です。

  • 加入者の年齢
  • 年間走行距離
  • 運転者の範囲 
  • 車の車種や年式
  • 交通事故を起こしたことがあるかないか

これらの項目から事故のリスクを判断され保険料が決定されますが、通常10代と20代は他の年代より保険料がかなり高めになります。

もし車両保険などの特約を付ける場合はその分の料金が上乗せされることになります。

また、加入者には事故の有無等によって等級がつけられます。

通常1年間無事故だと等級が上がり保険料が割引されますが、事故を起こすと等級が下がり保険料が上がるようになっています。

つまり、複数の査定基準があり条件によって金額が変わるので任意保険の相場を出すのはかなり難しいと言えます。

例えば30代で事故を起こしたことがない方の場合は、車両保険をつけても保険料が年間5万円未満におさまることが多いです。

一方で10代20代の方の場合は、年間保険料が10万円前後になることも珍しくありません。

会社ごとに保険料が異なる理由

各保険会社の任意保険を見比べていて、ほとんど同じような補償内容の商品でも会社によって保険料に違いがあることを不思議に思った方もいるでしょう。

会社ごとに保険料が異なるのは会社によって保険の営業や広告にかける経費が違うからで、営業にかかる費用が少ない会社はその分だけ保険料を抑えられます。

特にネットやTV等の広告中心に営業している保険会社は、営業マンや代理店を使って営業している会社より人件費がかからないので保険料が安くなる傾向があります。

任意保険の選び方

任意保険を選ぼうとしてもいろいろな商品がありすぎて選び方がわからないこともあるでしょう。

任意保険を選ぶ時は何から見て行けばいいのでしょうか。

手続き形式で選ぶ

まず任意保険は代理店型とダイレクト型に大きく分けられます。

代理店型

代理店型は保険会社と提携している代理店を通して契約するタイプの任意保険です。

店舗などで対面で契約を進めていくのが特徴で、保険に詳しい担当者に補償内容について説明を受けながら決められる安心感があります。

それぞれの状況により必要な規約も教えてもらえますし、事故の時の対応も代理店の担当者に頼めます。

代理店によっては担当者が現場まで来てくれることもあるでしょう。

その反面、保険料が割高になることも多いです。代理店の担当者は規約を積極的に勧める傾向があるので、本当に必要かどうかよく考えてから判断する必要があります。

ダイレクト型

ダイレクト型はネットや電話で保険会社と直接契約するタイプの任意保険です。

ダイレクト型の保険は代理店が間に入らない分、保険料が安くなる傾向があります。

保険会社に直接メールや電話で問い合わせはできますが、代理店のように顔を見ながらアドバイスしてもらえるわけではなりません。

保険の仕組みや規約について自分で調べる必要があるのでその分手間ではありますが、保険に関する情報はネットで調べることができるためそこまで問題にはならないでしょう。

事故の時も保険会社と直接やり取りしますが、代理店の担当者のように現場に来てくれることはほとんどありません。ただロードサービスはしっかりしています。

補償内容で選ぶ

もちろん任意保険を選ぶ際には補償内容もしっかり確認しておきたいです。

対人賠償

事故の相手に怪我をさせた時の治療費や死亡したり後遺症が残ったりした場合の賠償金を補償してくれるのが対人補償です。

自賠責保険にもこの補償はありますが金額が少ないため、足りない分を任意保険で補います。

事故の被害者を死亡させたり後遺症が残ってしまったりすると賠償額が億単位になることも珍しくないため、任意保険では対人賠償の限度が無制限になっていることがほとんどです。

対物賠償

事故で事故相手の車や所有物、それに家や店舗などの不動産を壊した場合の賠償金を補償してくれるのが対物賠償です。

壊れたものへの直接の補償に加え、店舗や営業車を壊した場合に被った営業利益の損害も補償することができます。

自分の車や自分の所有物は対物賠償の対象には含まれないことは注意しましょう。

対物補償も億を超えることがありますが、自賠責保険には対物賠償がないため全て任意保険で賄います。

限度額は無制限になっていることが多いですが、一部例外もあります。

搭乗者傷害保険

搭乗者傷害保険の特約を付けておくと、事故が起きた時に自分や自分の車に乗っていた人が怪我をしたり死亡したりした場合に補償が受け取れます。

先ほど紹介した対人賠償は事故の相手方だけが補償対象で、自分の治療費等はカバーされません。

事故で自分や同乗者が怪我をすれば相手の保険から補償されるだろうと思うのが普通でしょう。

ただ中には自賠責保険だけで任意保険に加入していないドライバーもいて、最悪の場合賠償金を十分もらえません。

搭乗者傷害保険を付けておくと相手から賠償があるないに関わらず自分や同乗者に保険金が支給されますし、自分の過失が大きい事故や単独事故でも補償してもらえます。

ただ飲酒運転無免許運転などあまりに大きな過失がある場合は補償対象外です。

車両保険

車両保険は自分の車のための特約で、事故で自分の車が壊れた時の修理費用や全損の場合の買い替え費用を補償してもらえます。

単独事故やいたずら、さらに飛び石でのガラスの破損や一部の自然災害など、幅広い理由での車のダメージが対象になります。

車両保険には一般タイプと保険料が安いエコノミータイプがありますが、エコノミータイプは自損事故や当て逃げは補償対象外なので気を付けてください。

車両保険をつけると任意保険の保険料が高くなりますが、自己負担になる免責金額を調整することで保険料を抑えることもできます。

任意保険を変更するタイミング

任意保険は一度加入したらずっとそのまま変更しない方も多いでしょう。

しかし、ここで紹介する状況に当てはまるなら、変更するタイミングかもしれません。

保険が満期を迎えた時

任意保険は通常1年契約で1年ごとに契約を更新しているはずです。

1年の満期を迎えた時にもっと保険料が安くなる保険に乗り換えを考えることもあるでしょう。

満期で保険を変更する場合は満期になる日から7日以内に新しい任意保険を契約すると等級をそのまま引き継ぐことができます。

任意保険の契約に空白期間ができないように、満期の期日から余裕をもって他社の見積もりを取るなど準備するようにしてください。

今の保険料が不満な時

今の保険料に不満な時も任意保険変更を考えるタイミングです。

保険に不要な特約が付いていないにもかかわらず保険料が高額に感じるなら、一度他の保険会社から見積もりを取って保険料を抑えられないか確認してみましょう。

代理店型の保険をご利用ならダイレクト型の保険に変えるだけで保険料が下がる可能性があります。

今の事故対応品質が不満な時

もし自分が今加入している任意保険の事故対応品質に不満があったり、実際に事故の時の対応に疑問を感じた時も任意保険の乗り換えを考えてください。

事故やトラブル時のコールセンターの対応や相手方との交渉なども保険会社によって変わります。

事故対応では顔見知りの代理店担当者に対応してもらえる代理店型の保険の方が安心と感じるかもしれません。

ただし、ダイレクト型でもコールセンターの対応に定評があったり警備会社と契約して事故現場での対応をサポートしてくれたりと、事故対応に力を入れている会社があります。

今のサービスに不満がある時

任意保険には補償以外に付帯してくるサービスがあります。

代表的なのが事故や故障で車が動かなくなった時に必要なレッカー手配帰宅の費用を補填してくれるロードサービスでしょう。

ロードサービスはほとんどの任意保険に付帯していますが、充実度は保険会社により様々です。

細かいことになりますが、車が動かなくなった時に頼むレッカーの走行距離は最大何㎞かや、車の故障で帰れなくなった時の宿泊費補償に同乗者も含まれるか等を確認してみてください。

任意保険の2種類の見積もり方法

任意保険の見積もりを取る方法は個別見積もり一括見積もりの2種類があります。

それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

個別見積もり

個別見積もりは気になる保険会社ごとに個別に見積もりを依頼する方法です。

保険会社のHP上で見積もりを取る場合は簡単な手順でどの特約を付けるか等細かく設定できるため、より正確な見積金額を知ることができます。

一般的に見積もりを取るのに名前や住所などの個人情報を入力する必要がないのと、依頼後すぐに見積もりを確認できるのもメリットでしょう。

ただし、1社だけに見積もりを頼むより複数の会社の見積もりを比較する方が保険料を安く抑えられます。

個別見積もりだと比較するために1社1社別々に見積もり依頼をしないといけないので時間と手間がかかるのがデメリットです。

一括見積もり

一括見積は複数の保険会社から一括で任意保険の見積もりを取る方法です。

1度必要事項を入力するだけで気になる保険会社全てに見積もりを依頼できるので、同じような補償でより保険料が安い保険を知りたい場合にとても便利です。

ただし、個別見積もりのように特約などを細かく指定することはできず、依頼後どれくらいで見積もりが送られてくるかは保険会社によって異なるという点がデメリットです。

契約しないといけない日が迫っている場合、期日までに全ての見積もりが届くかどうかわかりません。

また保険料にだけ目がいって補償の条件や特約を見落としがちになります。

ほとんどの一括見積もりサイトで見積もり依頼をする際に、名前や連絡先などの個人情報を詳しく入力しないといけないことにも注意しましょう。

任意保険の見積もりに必要な書類

任意保険の見積もりを取るには免許証や車の情報を入力する必要があります。

スムーズに手続きを進めるにはこちらの書類を手元に準備しておきましょう。

  • 運転免許証:保険証の色を確認するため
  • 車検証:車種や型それに初年度登録年月を確認するため

任意保険を乗り換える場合は現在加入している保険の保険証書も必要です。

ノンフリート等級や保険契約期間に事故を起こしたり保険金を請求したりしたことがあるかどうかを入力します。

まとめ

任意保険は年齢や車の型さらに走行距離などにより大きく相場が変わり、それぞれに必要な特約が変わります。

保険料はが大体どれくらいになるのか知りたい場合は、複数の会社から見積もりをとって比べてみるようにしてください。

とりあえず値段だけ見たい場合は一括見積が便利です。

任意保険が満期を迎える前や保険料やサービスに不満がある場合は乗り換えのタイミングかもしれません。

自分に必要な補償内容を見極めたうえでベストな保険をみつけてください。

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