車検整備/部品

2021年4月30日

車検時のガソリン目安は?代車利用時はガソリン補充すべきか

車検に出していた車が返ってきた際、ガソリンが減っているのに気づいたことはないでしょうか?車検は車をまったく動かさず、ずっと停車させたまま行なうわけではありません。だからこそ、車を車検に出す際、ガソリンをどの程度入れておけばよいのか迷うといった方々も少なくないようです。なるべく少なめに入れておいた方がよいのか?満タンに入れておくべきなのか?そこで今回は、車検時にどうしてガソリンを入れなくてはならないのかといった理由や、ガソリンを入れておく際の目安、代車利用時のガソリンに関するマナーなどを見ていきましょう。

車検前にガソリンを入れておくべき理由

1.車検場への行き帰り分のガソリン

大手の車検専門業者やディーラーの指定工場に車検を依頼した場合は、基本的にはその場ですべての検査が行われるため、車を動かすといったことはほとんどありません。しかし、検査ラインがその工場のものでなく、外部に依頼するといった工場や業者の場合は、車を運輸支局へ移動して検査しなくてはなりません。このような車検場への移動を伴う際は、行きと帰り分のガソリンが必要となってしまいます。

2.車検場の検査で利用する分のガソリン

スピードメーターに不具合があるかどうか確認する自走試験では、車を実際に走らせる必要があるためガソリンが減ります。また、オートマチックトランスミッションフルードやデフオイルの交換といった足回りの点検・整備を行なう際に、実際に自動車を走らせて確認しなくてはならないため、このような場合もガソリンが消費されます。 しかし、車検の際の整備や試運転でかなりの量のガソリンが消費されてしまうといったことはまず起こりえません。ただし、車検に車を出す際はこうした車検場での検査も考慮してガソリンを入れるようにしましょう。

ガソリンを入れておく目安は?

車検にはガソリンが必要ですが、どうしても満タンにしなければならないといったことではありません。少なくとも10リットルほどは必要となりますが、念のため半分ほどから40リットルほどは入れておくようにしましょう。 車検が指定工場であれば、ガソリンが必要となるのは自走試験時のみであるため、10リットルもあればガス欠になってしまう心配もいらないでしょう。 しかし、認証工場の場合、陸運支局に車を持ち込む際、ガソリンが必要になります。前述したような片道100kmほど離れた車検場への移動を考慮しても、40リットル程度のガソリンが入っていれば十分といえるでしょう。

代車を利用した場合のガソリンは補充するべき?

車を車検に出している間、代車を借りる場合もあります。一般的に代車のガソリン補充は決められたものがあるわけではありませんが、借りたときと同程度のガソリンを補充して返却することがマナーといえるでしょう。 代車のガソリン費用はディーラーや車検業者側の負担となるのが基本ですが、中にはまったくガソリンを補充せずに返却する人もいるため、「使った分だけ補充してください」「お気持ちだけでかまわないので補充してください」といったルールを決めている業者もあります。車検ばかりでなく、今後も整備や点検を依頼するような業者であればなおさら、お互い良い関係を築くためにも、失礼のないマナーで応じた方がよいでしょう。

ガソリンスタンド車検の場合はガソリン割引きがある?

車検申し込みが可能なガソリンスタンドも数多く存在します。しかし、スタンド内の整備工場に整備士がおり、本格的に車検を行なっているところもあれば、車検はあくまで下請けに丸投げ依頼してしまっているところもあります。また、車検に出すと割引価格でガソリンを入れてくれるサービスや洗車サービスが受けられるといった場合もありますが、こうした特典だけで車検を出すのではなく、ガソリンスタンドによっても整備内容も費用も異なるため、車検前によく確認しておいた方がよいでしょう。その際、特に

  • 他の業者に比べて価格が安すぎないか?
  • 整備工場があるのか?整備士はいるのか?
  • どこの指定工場や認証工場で車検を行なっているのか?
  • 24か月点検サービスは行なっているのか?

などはチェックするようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。車検の際、車を車検場へ移動したり、検査で車を実際に走らせることもあるため、ある程度ガソリンを入れておく必要があります。また車検では、代車を借りることもありますが、代車へのガソリン補充は使った分だけ返すというのが一般的なマナーとなります。業者に今後もお世話になるということであればなおさら、適切な対応を心がけましょう。 なお、車検はディーラーや専門業者ばかりでなく、ガソリンスタンドでも申し込めるところもありますが、特典だけで決めるのではなく、整備内容や費用も確認しながら、慎重に選ぶようにしましょう。

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