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2026年1月20日

ディーラーのメンテナンスパックとは?料金相場や費用対効果を徹底解説

新車購入時などにすすめられることもあるディーラーの「メンテナンスパック」。本当にお得なのか、加入すべきか迷っていませんか?

本記事では、パックの内容や料金相場、費用対効果などをわかりやすく解説。さらに、ディーラー以外の整備工場との違いや、メーカー保証との関係、メリット・デメリットも解説していきます。

ディーラーのメンテナンスパックとは?

ここでは、ディーラーのメンテナンスパックにおける目的や基本内容などをご紹介します。

メンテナンスパックの内容と目的

ディーラーのメンテナンスパックとは、新車・中古車購入後の定期点検や消耗品交換をパッケージ化したサービスです。これにより、個別に依頼するよりも費用を抑え、計画的な車両メンテナンスが可能です。点検時期を忘れず、適切な整備を受けられる利用者メリットもあります。

新車向けはメーカー保証期間に合わせた長期プランが多く、法定・日常点検やエンジンオイル交換などが含まれます。中古車向けは車の年式、走行距離、状態に応じ内容や期間が異なり、短期間や特定消耗品交換に特化したプランが見られます。これらは購入後の安心感向上を目的としています。

ディーラーは、顧客が他店へ流れるのを防ぎ、長期的な顧客関係を構築することで、将来的な車両買い替えにもつなげたいという意図でこのサービスを提供しています。

新車・中古車購入時のパックの違い

新車購入時のメンテナンスパックは、メーカー保証期間に合わせた3~5年の長期プランが主流で、法定点検や消耗品交換を包括します。

一方、中古車購入時のパックは、車両の状態や年式で期間・内容が異なり、短期間保証や特定部品交換に特化しており、整備履歴や状態によっては不要な場合もあります。状態などによっては、個別のメンテナンスの選択が費用対効果を高める場合もあります。

ディーラーメンテナンスパックは必要?後悔しないための判断基準

ディーラーのメンテナンスパックの必要性は、お客様のカーライフや車の利用状況によって大きく異なります。一概に「全員に必要」「全員に不要」とは言えず、後悔しない選択のためには、ご自身の状況を客観的に見極め、メリット・デメリットを比較検討することが重要です。

メンテナンスパックが「必要」なケースと「不要」なケース

ディーラーのメンテナンスパックは、車の利用状況やメンテナンス知識、時間、費用感で必要性が変わり、全ての人に最適ではありません。

ここでは、必要・不要なケースを具体的に解説し、ご自身の状況に合わせた判断材料を提供します。

メンテナンスパックが必要なケース

ディーラーのメンテナンスパックは、特に以下のニーズを持つ方々に推奨されます。

  • 新車を長く乗りたい方
  • 車の知識に自信がない方
  • メンテナンスを忘れがちな方
  • 安心感を重視する方

新車に長く乗りたい方には、定期点検やオイル・消耗品の適切な交換により性能を維持しやすく、車の寿命の長期化や突発的な故障リスクの低減が期待できます。車の知識に自信がない方でも、必要な点検や部品交換をプロに任せられるため、整備内容の判断や部品選定で迷う手間がかかりません。

また、メンテナンスを忘れがちな方は、時期が近づくと案内が届くため、実施漏れを防ぎつつ計画的に入庫・整備を進められます。安心感を重視する方にとっては、正規ディーラーによる専門的な整備と純正部品の使用が品質面の不安を和らげ、中古車売却時の査定にも良い影響を与えやすくなります。

メンテナンスパックが不要なケース

ディーラーのメンテナンスパックは、以下の方々には不要となる場合があります。

  • 車の知識が豊富で、日常点検や基本的な整備を自身で行える方
  • 年間走行距離が短い方
  • 整備先にこだわりがある方

上記の通り、車の知識が豊富で日常点検や基本整備を自分で行える方には、ディーラーのメンテナンスパックは不要である場合があります。

また、年間走行距離が短く消耗品の劣化が遅い場合も、定期交換が過剰となり不要な出費につながりがちです。加えて、ディーラー以外の工場やカー用品店にこだわりがある方は、契約によってメンテナンス先の選択肢が制限されると感じるかもしれません。

ご自身の車の利用状況などを考慮し、メンテナンスパックの要否を検討しましょう。

ディーラーメンテナンスパックのメリット・デメリットを徹底比較

ディーラーのメンテナンスパックは、車の維持管理に多くのメリットとデメリットがあります。

ディーラーメンテナンスパックのメリット

それぞれ順番に解説していきます。

  • メンテナンス費用が抑えられる
  • 適正な整備を受けることができる
  • メーカー保証の適用対象になる場合がある

①メンテナンス費用が抑えられる

新車購入時にディーラーのメンテナンスパックを申し込むと、点検ごとの基本費用を事前に支払うため、その都度発生する費用を抑えられます。パック料金は個別の点検や消耗品交換よりも割安に設定されており、長期的に見ればトータルのメンテナンス費用を節約できる可能性があります。これにより、突発的な出費を気にすることなく、計画的に愛車のメンテナンスを進められる点が大きなメリットです。

②適正な整備を受けることができる

ディーラー整備士は、メーカー専門教育で最新技術と車種特性を熟知しています。そのため、専用診断機器と純正部品を使用し、メーカー基準に則った最適な点検・整備を提供します。

これにより、車の性能を最大限に維持し、予期せぬトラブルのリスクを低減し、愛車を安全かつ安心して長く乗り続けられる大きなメリットがあります。

③メーカー保証の適用対象になる場合がある

ディーラーのメンテナンスパックを利用した定期点検・整備は、メーカー保証適用に不可欠です。多くのメーカー保証は推奨メンテナンススケジュール遵守を条件とし、正規ディーラーでの整備履歴はメーカー基準に則った適切な処置の証となります。これにより、保証期間内の不具合時もスムーズな修理が可能となり、予期せぬ高額出費を抑え、安心してカーライフを送れます。

ディーラーメンテナンスパックのデメリット

下記のデメリットについて、それぞれ順番に見ていきましょう。

  • 途中解約は原則不可
  • 車検にかかる法定費用は別途負担
  • 車検業者を選ぶことができない

①途中解約は原則不可

ディーラーのメンテナンスパックは、途中解約が原則不可となっている場合が多いです。販売会社やプランによって途中解約の可否・返金条件が異なりますが、一括前払い型は「解約不可」または「未実施分のみ返金(事務手数料控除・実施済み作業は対象外)」のケースが多く、月額払い型は停止できても残回数が消滅することがあります。

また、名義変更(売却・譲渡)や転居による他店舗利用、適用期限の切れなどで返金対象外となる場合もあるため、契約前に「解約可否・返金計算式・手数料・他店舗利用の可否・名義変更時の扱い・有効期限」を必ず確認しましょう。

②車検にかかる法定費用は別途負担

ディーラーのメンテナンスパックは定期点検や消耗品交換費用をカバーしますが、車検時の「法定費用」は別途負担です。

法定費用は自動車重量税、自賠責保険料、印紙代などで、国の法律で定められているためパックには含まれません。そのため、車検時にはこれらを別途支払う必要があります。

③車検業者を選ぶことができない

ディーラーのメンテナンスパック契約は、車検を契約ディーラーで受ける前提となります。これにより、利用者は他の整備工場やカー用品店など多様な車検業者から自由に選択する機会を失います。

そのため、安価な費用や特定サービスに特化した業者を選べず、費用対効果で最適な選択肢を見逃すこともあります。契約前に、あらかじめ車検業者や費用感などを調べておくと良いでしょう。

ディーラーメンテナンスパックの費用相場

ディーラーのメンテナンスパックの費用は、メーカー、車種、コース内容、期間によって大きく異なります。ここでは車種ごとの料金目安をご紹介します。

車種区分
料金相場(目安)
軽自動車・コンパクトカー
20,000円~
普通車
30,000円~
大型車
40,000円~

これらの料金はあくまで目安であり、地域や販売店、時期によって変動する可能性があるため、詳細はご検討中のディーラーに直接お問い合わせください。

ディーラーメンテナンスパックの点検内容

ディーラーのメンテナンスパックには、法定12ヶ月点検や安心6ヶ月点検などの定期点検に加え、エンジンオイル、オイルフィルター、ワイパーゴムといった消耗品の交換が一般的に含まれます

  • 定期点検項目
  • エンジンオイル
  • オイルフィルター
  • ワイパーゴム

多くのパックで、ブレーキフルード交換やタイヤローテーションも含まれることがあります。

パック内容はメーカーやプランで異なるため、契約前に詳細を確認しましょう。

メンテナンスパックの費用対効果を最大化するポイント

ディーラーメンテナンスパックの費用対効果最大化には、車の利用状況の正確な把握が不可欠です。

例えば、走行距離が少ない場合、頻繁な点検・交換が過剰となり、費用に見合わない恐れがあります。契約前には、パックの点検・交換項目を車の年式・走行距離・メーカー推奨時期と照合し、不要なオプションや日常点検の重複がないか確認しましょう。

また、無駄な出費を避けて長期的な維持費の節約のためにも、本当に必要なサービスに絞り込むようにしましょう。

ディーラーのメンテナンスパック以外の選択肢

ディーラーパック以外にも、愛車を最適に保つ方法は複数あります。ここでは、選択肢とそれぞれの特徴を解説します。

整備工場でのメンテナンス

専門の整備工場は、特定のメーカーに縛られず幅広い車種に対応し、ディーラーより費用を抑えたメンテナンスが可能です。車検の基本料金は2万〜6.5万円、オイル交換は2,000〜4,000円が目安で、必要最低限の整備や純正以外の部品選択でコスト削減が期待できます。費用対効果が高く、整備士と直接相談しながら柔軟な対応を受けられる点が大きなメリットです。

ただし、工場により技術力やサービスにばらつきがあるため、信頼できる業者選びが重要になります。また、保証内容はディーラーほど手厚くない場合もあるため、事前に確認しましょう。

ガソリンスタンドでのメンテナンス

ガソリンスタンドのメンテナンスは、給油ついでに利用できる手軽さと利便性が魅力です。エンジンオイル交換、タイヤ点検、バッテリーチェックといった日常的な軽整備に迅速に対応し、費用もディーラーより安価で手頃(オイル交換数千円〜)です。

しかし、対応できる整備内容が限定的で専門的な修理には不向きであったり、車検は提携工場での実施が多く選択肢が限られる場合があるなど、デメリットも存在します。

日常の簡単な点検には便利ですが、専門的な整備を求める際は、整備工場やディーラーと比較検討することが重要です。

カー用品店でのメンテナンス

カー用品店でのメンテナンスは、予約なしでも利用しやすく、作業が短時間で済む手軽さと費用対効果が魅力です。ディーラーより費用を抑えられ、特にオイル交換は会員特典で工賃無料になる場合もあります。純正品にこだわらず幅広いパーツから選べ、簡単な作業は迅速に対応可能です。

一方で、専門的な修理や重症な故障への対応は限定的で、整備士の技術レベルにばらつきがある可能性があります。また、メーカー保証期間内の車で非純正品を使用すると保証対象外となるリスクもあります。

そのため、日常的な点検や消耗品交換、費用を抑えたい方にはおすすめですが、専門性の高い整備はディーラーや専門工場との比較検討が重要です。

「車検館」のメンテナンスパックならお得に

ディーラーパックと比較して、車検館はコストと安心の両面で優位です。

新車5年未満の車両は、

また、車検後と12ヶ月点検後の6ヶ月点検が無料付帯されるため、法定点検後も無料で安心点検を受けられ、次の車検まで車の車検基本料金から2,000円を割引。さらに、車検代行手数料は完全無料です。安全・好調を継続的にサポートします。

費用を賢く抑え、継続的な安心を手に入れたい方におすすめです。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「車検の費用」に関してよくある質問を集めました。

パックに含まれる整備は、メーカー保証の適用に影響しますか?

はい、影響します。パック利用はメーカー保証の維持に役立ちます。

メーカー保証の多くは、メーカーが推奨する点検・整備スケジュールを厳守することを条件としています。ディーラーのパックは、このメーカー基準に沿って組まれているため、加入してサービスをきちんと受けることは、保証適用条件を満たすための確実な方法となります。

パック契約中に車検が来たら、法定費用もパックから支払われますか?

いいえ、車検の「法定費用」はパックに含まれていません。

ディーラーのメンテナンスパックに含まれるのは「点検・整備の費用」です。車検時に国に支払うことが義務付けられている以下の法定費用は、パック料金とは別に、その都度全額を支払う必要があります。

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