車検整備/部品

2021年4月1日

車検落ちするワイパーの3つの特徴とは?点検項目についても解説

車検には、さまざまな検査項目があります。その中で、意外と審査落ちの原因となるのがワイパーです。「保安基準に外れているからという理由で、ワイパーを交換することになった」という方も多いと思います。また、「ワイパーを交換することになったので、車検に時間がかかった」「費用がかかった」という方もいるでしょう。この記事では、車検で落ちるワイパーの特徴やワイパーの交換費用などを解説します。また、車検をお得に受けられる業者の紹介もするので、車検をどこに依頼しようか迷っている方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

車検でのワイパーの点検項目・基準

車検でのワイパーの点検項目は大きく分けて以下の2点です。

  • 正常に動作しているか
  • ウォッシャー液が正常に出るか

そもそもワイパーは、雨粒や汚れを迅速かつ正確に拭き取る役割を担っています。そのため、まずは正常に動作しているか、機能しているかどうかを点検されます。ただし、このあたりの審査方法は目視によるチェックとなることが多いため、車検を受ける場所(業者)や担当者によっても微妙に審査基準が異なる場合があります。 また、点検されるもう一つの項目としては、「ウォッシャー液が正常に出るか」という点になります。ウォッシャー液とは、車のフロントガラスなどの汚れを落とす液体のことを指しますが、こちらが十分に放射されているかどうか、という点になります。 ウォッシャー液は出るけれど範囲が狭い、弱いなど不具合があっても交換が必要となります。また、ワイパー部分がフロントのガラスと面と隙間が生まれているような状況は、ワイヤパーが折れているか、ゴム部分がすり減っているか、なども審査基準に含まれます。

ワイパーが原因で車検落ちする車の特徴

ここでは、車検を通れないワイパーの特徴をもう少し詳しく解説します。車検に車を出す前に、ワイパーをチェックする参考にしてみてください。

ゴムの劣化・破損

ワイパーのゴムは消耗品です。また、ゴムは紫外線に弱く、使っているうちに硬くなったりひび割れたりします。ゴムが劣化したり破損したりすると異音がしたり、ゴム面がガラスと触れなくなったり、ガラス面を傷つけてしまうなどという恐れがあります。また、そうなると、ウォッシャー液がキレイに拭ききれず、ガラスがきれいになりません。

アームが折れている

アームはゴム面を支持する金属の部品です。形状としてはかなり細いので、大風や大雪、経年劣化などで折れてしまうことも珍しくありません。アームが折れているとゴム面がフロントガラスに接しなくなり、ウォッシャー液がよく拭き取れなくなります。アームの折れは一目で分かるものから、ぱっと見ではわからないものまで状態はさまざまです。車検で指摘されて初めて気付いた、というケースもあります。

ノズルが詰まっている

ウォッシャー液は、ノズルを通してフロントガラスに噴射されます。経年劣化などでノズルが詰まっているとウォッシャー液が出なかったり噴出力が弱くなったりします。ウォッシャー液が十分に出ないと、フロントガラスが汚れたり水滴が付いたりした際に、うまくキレイにすることができません。ウォッシャー液の噴出力が弱まっていることには、なかなか気がつきにくいこともあります。車検が近づいたら一度噴出させてみてください。ワイパーが拭える範囲すべてに液が届かないと、車検に通らない可能性があります。

ワイパーの交換費用

ワイパー交換にかかる費用は、1,000~3,000円ほどと差があります。ワイパーの交換はゴムだけ取り替える場合とアームごと交換する場合があり、交換する部品によっても値段が変わります。ディーラーの場合、部品は全て純正のものを使うのでどうしても高価になりがちです。また、ディーラー車検の場合は審査基準が厳しめなので、ワイパー交換はアームごと交換するのが基本、というところもあります。 整備工場や車検専門業者などでは、工賃と合わせて1,000円前後が相場です。業者によっては「このくらいサービスです」と無料で交換してくれるところもあります。ただし、整備工場や車検専門業者の場合、車種によっては部品がないことがあるので、気をつけましょう。 なお、ワイパーは自分で交換することもできます。それほど複雑な手順ではないですし、ゴム部品だけなら交換も簡単です。劣化していることに気がついたら、車検前に自分で交換してもいいでしょう。国産車ならば、カー用品店にたくさんの部品が揃っていること。

自動車のメンテナンスなら「車検館」にお任せ

車検のとき、多くの方が気になるのは「費用」と「時間」です。「できるだけ安く、短時間で車検を行ってほしい」という方もいるでしょう。ここからは、車検専門店の車検館のサービス内容についてご紹介していきます。

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  • 車検以外のサービスも充実

車検館ならば、ワイパー一本の交換でも自動車整備士の立ち会いのもと、交換理由をお客様に説明してから、交換します。そのため、「いつのまにか部品が総取り替えされていて、請求額が高額になっていた」ということはありません。 また、車検館の車検は最短45分で車検が完了します。原則、当日車検としているため、普段仕事で忙しいという方や、おでかけついでに寄りたいという方に最適です。また、車検以外にも定期的なメンテナンスや法定点検でもご利用いただけます。車検を受ける業者選びに迷ったら、ぜひ、車検館にご相談ください。

まとめ

今回は、車検の際にチェックされるワイパーの劣化具合や車検に通らないワイパーの特徴などを紹介しました。ワイパーは車外部に付いている部品の中でも比較的劣化しやすい場所ですが、同時に劣化に気付きにくい場所でもあります。「ワイパーが劣化していたせいで車検に通らなかった」ということにならないように、車検の前に一度点検してみましょう。車検館であれば、日々のメンテナンスも承っています。ぜひ、ご利用ください。

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